こんにちは、ハンズ三宮です。
ゴールデンウィークも明け、本格的に今年度が始まりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
ハンズ三宮はご利用者・職員とも、コロナ感染予防を徹底しながら元気に過ごしております!


 
さて、世間では新型コロナウイルス感染症をきっかけに、「在宅勤務」「在宅ワーク」「テレワーク」「リモートワーク」などの言葉が一気に注目を集めましたね。
今回はその中の在宅勤務に焦点を当ててお話をしたいと思います。
 
在宅勤務とは、その名の通り自宅を就業場所として働く働き方のことです。
働き方改革の推進などを目的に政府が推奨していることで、コロナ禍の働き方の1つとして導入する企業が増えているようです。一口に在宅勤務といっても、完全にオフィスに出社しない場合もあれば、週に何回かは出社するなど、形態は様々です。
 
では、在宅勤務のメリット・デメリットについてみていきたいと思います。
  ①人によっては通勤に数時間を費やしたり、満員電車に苦しめられたりと、通勤時間は体力や時間の消耗に繋がります。在宅勤務なら通勤時間がないため、その分の時間を業務やプライベートに充てることで仕事の効率も上げられるかもしれません。

②基本的には1人で作業を行う為、仕事に集中できるのも特徴です。オフィスでは、同僚や上司と話をしたり、電話や来客の応対をしたり、予定外の作業で仕事を中断しなければならないこともあります。在宅勤務では、こうした作業の中断が起きない為、作業の効率や生産性を上げることが可能になるかもしれません。

③人間関係の煩わしさが少ないことです。オフィスでは色々な価値観や背景の人が一緒に働くので、合う・合わないはどうしても発生してきます。在宅勤務であれば、1人で仕事をする事が多くなるため、人間関係の煩わしさは少なくなるかもしれません。

④在宅勤務の場合、いつまでに何をするという仕事の内容と成果物が決められていて、仕事の過程に関しては自由なことも多いです。その場合、昼間は家事をして夜に集中して作業する、今日は病院の付き添いがあるので仕事は明日にするといった具合に、自分の都合に合わせて仕事の時間を柔軟に決める事が可能かもしれません。

  ①仕事とプライベートのオン・オフの切り替えができないことです。オフィスという環境や勤務時間という概念がなくなることによって、仕事とプライベートの境界が曖昧になってしまうケースもあるようです。

②孤独を感じやすくコミュニケーションが難しいことです。1人で仕事ができることはメリットにもなりますが、孤独を感じやすいというデメリットにもなります。仕事の成功を喜んだり、ねぎらったりする仲間もいなければ、切磋琢磨するライバルもいません。さらに、オフィスにいれば簡単にできるちょっとした相談や雑談も、メールやチャットで会話するのでは温度感が異なり、難しくなるかもしれません。

③自己管理ができない人は難しいです。在宅勤務の場合、自分で自分を律しながら仕事をしていかなければならず、怠けていても誰も注意はしてくれません。オフィスでは周囲の目がある為、やる気が出ない時でもデスクに向かわなければなりません。1人でも仕事に向き合うことができる自己管理能力がないと難しいかもしれません。


 
在宅勤務について上記のお話をしましたが、ハンズ三宮でもコロナ禍をきっかけに、「在宅訓練」を取り入れています。
在宅訓練では実際の在宅勤務も想定し、「開始の報告」「実施した訓練内容」「終了の報告」「在宅訓練のスケジュールや進捗確認」「質問・相談」等、必要な報連相を自ら電話やメールで行うことを訓練の一環として行っています。
在宅訓練後に利用者の皆さんと振り返りを行うと、それぞれ様々な気付きが得られました。一例をご紹介します。
●満員電車に乗らずに済んだため、気持ちが楽だった。

●1人だと黙々と訓練できるため、集中できた。

●時間に余裕ができたため、普段できないことができた。

●夜寝る時間と朝起きる時間が変わってしまい、生活リズムが乱れてしまった。

●オンとオフの切り替えが上手くできず、しんどくなってしまった。

●1日1人で訓練をしていると、つい怠けてしまった。また、モチベーションが上がらなかった。自分には向いていないと感じた。

●久しぶりにハンズへ通所となると、ペースを戻すのに苦労した

●訓練のスケジュール管理や自身の生活管理をするのが難しかった。

などです。
 
今回は「在宅勤務」「在宅訓練」についてピックアップしましたが、ハンズ三宮ではその他就労に必要なスキルを習得できるよう、様々な訓練や就労イベントを取り入れています。
 
ご興味がある方は、ハンズ三宮にお気軽にお問い合わせ下さい!!
スタッフ一同お待ちしています!!