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就労移行支援利用中の生活費が不安な方へ|確認したい制度や相談先を解説
2026.06.15
カテゴリ
ハンズ西宮
タグ
#就労移行支援
#制度紹介
#雇用体系
#福祉サービス受給者証
就労移行支援を利用して、就職に向けた準備をしたい。

そう考えていても、

「利用中の生活費はどうすればよいのだろう」
「お金のことを考えると、必要な期間通えるか不安」
「早く就職しないといけないのではないか」

と感じる方もいるのではないでしょうか。

就労移行支援は、一般就労に向けて準備をするための障害福祉サービスです。

働くためのスキルを身につけたり、生活リズムを整えたり、自分に合った働き方を考えたりしながら、
就職に向けた支援を受けることができます。

一方で、このサービスは給与や工賃を得ることを目的としたものではありません。

そのため、利用中の生活費や収入面に不安を感じるのは自然なことです。

この記事では、就労移行支援の利用を検討している方に向けて、利用中にかかるお金、
生活費が心配なときに知っておきたい制度、相談先についてわかりやすく解説します。
お金の不安だけで利用をあきらめてしまう前に、まずは使える制度や相談先を整理していきましょう。

 
■この記事でわかること
 
この記事では、次の内容について解説します。
 
 ・就労移行支援の利用中に考えておきたいお金
 ・利用料と生活費の違い
 ・収入と支出を分けて整理する方法
 ・生活費が心配なときに知っておきたい制度
 ・お金について相談できる窓口
 ・就職を急ぎすぎないために大切なこと


■就労移行支援は、就職に向けた準備をする場です
 
就労移行支援は、一般企業などへの就職を目指す障害のある方が、
働くための準備を行う障害福祉サービスです。
 
たとえば、次のような支援を受けることができます。
 
 ・生活リズムを整える
 ・働くために必要なスキルを身につける
 ・自分に合った働き方を考える
 ・応募書類や面接の準備をする
 ・職場実習や就職活動のサポートを受ける
 ・就職後の定着に向けた支援を受ける
 
就労移行支援と似た言葉に、「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」があります。
就労継続支援A型・B型は、働く機会や生産活動の機会を通じて支援を受けるサービスです。

一方で、就労移行支援は、就職に向けた準備をするためのサービスです。
そのため、A型やB型のように、作業を通じて給与や工賃を受け取るサービスとは目的が異なります。
 
この違いを知ると、
 
「就労移行支援を利用したいけれど、その間の生活費はどうすればよいのだろう」
 
と不安になる方もいると思います。
 
大切なのは、不安を抱えたまま一人で判断しないことです。
利用を始める前に、生活費の見通しや、利用できる可能性のある制度を把握しておきましょう。

 
■就労移行支援の利用中に考えておきたいお金
 
就労移行支援を利用するときは、お金について次の2つに分けて考えると整理しやすくなります。
 
 ・就労移行支援そのものの利用料
 ・生活にかかるお金

それぞれ内容が異なるため、別々に見ていくことが大切です。

就労移行支援の利用料がかからない場合でも、交通費や昼食代、家賃、食費、
医療費などは必要になることがあります。

反対に、生活費に不安がある場合でも、利用料の負担が少ない場合や、
活用できる制度がある場合もあります。

まずは、「何にお金がかかるのか」を整理していきましょう。


■就労移行支援の利用料

就労移行支援には、利用料がかかる場合があります。
障害福祉サービスの自己負担には、所得に応じた月ごとの負担上限額が設けられています。
 
生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯では、負担上限月額が0円となります。
 
また、18歳以上の障害のある方の場合、所得を判断する際の世帯の範囲は、
原則として本人と配偶者です。
 
同居している親や子どもの所得は、原則として含まれません。
 
ただし、実際の利用料は、世帯の所得状況、利用日数、
自治体での確認内容などによって異なる場合があります。
 
詳しくは、お住まいの自治体の障害福祉窓口で確認しましょう。


■利用料以外にかかる費用

就労移行支援の利用料以外にも、日々の生活にかかる費用があります。
 
たとえば、次のような費用です。
 
 ・事業所へ通うための交通費
 ・企業見学や面接に行く際の移動費
 ・昼食代
 ・医療費
 ・家賃
 ・食費
 ・通信費
 ・日用品費
 
障害者手帳をお持ちの方は、公共交通機関の割引を利用できる場合があります。
 
また、自治体によっては、通所にかかる交通費を助成している場合もあります。
 
ただし、交通費の助成や割引の内容は、自治体や交通機関によって異なります。
 
交通費や助成制度について気になる場合は、お住まいの自治体の障害福祉窓口や、
就労移行支援事業所に相談してみるとよいでしょう。


■生活費が心配なときは、収入と支出を分けて整理しましょう
 
利用中のお金が心配なときは、
 
 「お金が足りるだろうか」
 「どのくらいの期間なら通えるだろうか」
 「早く就職しないといけないのではないか」
 
と、一人で考え込んでしまうことがあります。
 
そのようなときは、まず収入と支出を分けて整理してみましょう。
 
収入面では、次のような項目を見ておくと整理しやすくなります。
 
 ・障害年金を受給しているか、または申請できる可能性があるか
 ・傷病手当金の対象になる可能性があるか
 ・雇用保険の基本手当を受けられる可能性があるか
 ・生活保護などの制度を利用できる可能性があるか
 ・自治体による助成制度を利用できる可能性があるか
 ・可能な範囲で、家族などから一時的な支援を受けられるか
 
支出面では、次のような費用を確認しておきましょう。
 
 ・家賃
 ・食費
 ・光熱費
 ・通信費
 ・通院にかかる医療費
 ・通所にかかる交通費
 ・昼食代
 ・就労移行支援の利用料
 ・日用品費
 
このように分けて整理すると、
 
 「どの制度を調べた方がよいか」
 「どこに相談すればよいか」
 「どのくらいの期間なら通えそうか」
 
が見えやすくなります。
 
すべてを一人で判断する必要はありません。
 
経済面に不安がある場合は、お住まいの自治体の障害福祉窓口や、
関係する制度の窓口で状況を整理してみましょう。


■まとめ

就労移行支援は、一般就労に向けて準備をするための障害福祉サービスです。
 
給与や工賃を受け取りながら働く場ではないため、
利用中の生活費や収入面に不安を感じる方もいます。
 
お金の心配があるときは、就労移行支援の利用料だけでなく、
交通費、昼食代、医療費、家賃、食費など、
利用中に必要になりそうなお金を整理しておくことが大切です。
 
また、状況によっては、障害年金、雇用保険の基本手当、傷病手当金、生活保護、自立支援医療、
障害者手帳による割引、自治体の助成制度などを確認できる場合があります。
 
ただし、利用できる制度は一人ひとりの状況によって異なります。
 
経済面に不安がある場合は、お住まいの自治体の障害福祉窓口、年金事務所、ハローワーク、
健康保険の窓口、福祉事務所など、制度ごとの相談先で確認してみましょう。
 
お金の不安があると、「早く就職しなければ」と焦ってしまうこともあります。
 
ですが、体調や働き方、自分に合う職場環境を整理することも、長く働き続けるためには大切です。
 
生活費に不安があるときは、一人で抱え込まず、
使える制度や相談先を整理することから始めてみましょう。

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