Word・Excelはどこまでできれば事務職に応募できる?必要なPCスキルの目安
2026.09.02
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■はじめに
求人票の応募条件を見ていると、必要なパソコンスキルについて書かれている文章をよく目にします。しかし、この「パソコンスキル」は明確な基準がないことが多いため、「自分はこの求人に応募してもよいのか」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?この記事では、企業が求めるPCスキルの目安について解説します。
■求められるPCスキルに正確な基準はない
「はじめに」でも少し触れましたが、企業が求めるPCスキルは、基準がはっきりしておらず、曖昧でわかりにくいことが多いです。会社によって求められる基準にかなり幅があるからです。文章入力や簡単な表の作成、印刷ができれば十分な職場もあれば、関数を使った複雑な資料作成が日常的に発生する職場もあります。同じ「事務職」という括りの中でも、業務内容によって必要なスキルは変わってきます。
また、「基本操作ができる方」と表記されている場合でも、会社によって求められるレベルが違います。求められる正確な基準は、聞かない限り想像することしかできません。
■自分の中の基準を持っておくことが大切
会社によって違うからこそ、自分の中で基準を持っておくことが大切になります。基準があれば、「自分はここまでできる」と言い切れるようになるため、応募するかどうかの判断や、面接での説明がしやすくなるでしょう。
この基準を作る際にわかりやすいのが、MOS(Microsoft Office Specialist)という試験の区分です。MOSに合格しておく必要があるわけではなく、自分のスキルを整理したり、言葉にしたりするための道具として使います。
MOSのWord・Excelには、「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」という2つの区分があります。
〇Excelの一般レベル(一例)
・セルの書式設定
・SUM(合計)、AVERAGE(平均)、IF(条件分岐)などの基本的な関数
・テーブル機能を使った表の作成
・グラフの作成と編集
〇Wordの一般レベル(一例)
・文書の新規作成と編集
・文字や段落の書式設定
・表の作成と編集
・印刷設定
これらの操作が一通りできるなら、「Word・Excelの基本操作ができる」と言って問題ないでしょう。伝える際は、「MOSの一般レベルの内容であれば、操作できます」と伝えると、より伝わりやすいでしょう。
上級レベルに含まれる操作は、もう一歩先の内容になります。
〇Excelの上級レベル(一例)
・ピボットテーブルを使ったデータ集計
・VLOOKUP関数によるデータ検索
・AND・OR・NOTなどの論理関数
〇Wordの上級レベル(一例)
・図表目次や引用文献を含む長文資料の作成
・差し込み印刷を使った文書の一括作成
・ユーザー設定の書式やスタイルの作成
これらの操作は、できなければ応募資格を満たしていないというものではありませんが、できれば強みになる、という位置づけです。
■MOSに合格していなくても大丈夫
ここまでMOSを基準に説明してきましたが、必ず資格が必要というわけではありません。実際に合格していなくても、「SUM関数やAVERAGE関数を使った表の作成のような、MOS一般レベルの操作ができます」などと具体的に説明できれば、大丈夫です。あくまで、MOSの一般レベル・上級レベルという区分は、自分が説明をする時の道具の一つです。自分のPCスキルを上手く表現できずに困っている場合は、この基準を使って自分のスキルを言葉にするところから始めてみてください。
■まとめ
求人票のPCスキルについては、明確な基準はありません。求められる基準は会社によって差があるためです。だからこそ、大切なのは基準を探すことではなく、自分の中に基準を持っておくことです。MOSの一般レベル・上級レベルという区分は、その基準を言葉にするための道具の一つです。合格しているかどうかに関わらず、「このくらいの操作ができる」と自分の言葉で説明できれば、求人に応募するかどうかも判断できます。
自分のパソコンスキルが応募要件を満たしているかが不安で応募をためらっているなら、まずは自分のできることを、この記事の区分を参考に整理してみましょう。
ハンズ西宮