雇用事例Case
T.Tさん・男性・30代の雇用事例 発達障害(自閉症スペクトラム)
納得がいくまで面談を重ね、就業後は安定した勤務を継続
T.Tさん(男性・30代・清掃業)
| 業務内容 | 清掃 |
|---|---|
| 障害名 | 発達障害(自閉症スペクトラム) |
- 自閉症スペクトラムとは
- 自閉症スペクトラム障害とは、神経発達症群に分類される診断名のひとつで、他者とのコミュニケーションや言語に関する症状があるという特徴があります。
空気が読めない、融通が利かない、独語などの症状が見られた為、ご家族の勧めで精神科を受診され、自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。前職では責任ある役職に就いていましたが、雇用形態がパートだった為、将来への不安を感じ退職されました。手帳取得後は通院する事はなく、服薬もありませんでした。
週5日通所、4限目までの訓練を受講し、非常に安定していました。全ての訓練に真面目に取り組まれ、特に簿記訓練は熱心に受講されていた為、訓練時間以外でも簿記の勉強をされている姿が見られました。通所開始時は、簿記の知識が全くありませんでしたが、在籍中に日商簿記検定3級と2級に合格、また秘書検定3級も取得されました。
職業評価を受け、特例子会社で大阪府主催の委託訓練(入力業務中心の事務職)に参加されます。また現在の勤務先でもある清掃業務の実習に参加され、就職活動や実習に関わる全てに、職員が同行しました。
入社が決まった企業の業務は清掃で、当初希望されていた事務や軽作業の職種とは異なっていた為、ご本人様と面談で意思確認を何度も慎重に行ったり、ご家族とも時間をかけて話し合いをしたりと、ご自身の気持ちを整理する作業を行っていただきました。就労先へも職員同行で数回訪問し、人事担当者の方と面談をして、条件面の確認を納得されるまで行いました。
入社前に、勤務先の店舗で事前に業務を経験していた為、人間関係や業務内容に不安なく入社できたようでした。入社後は、定着支援で定期的に勤務先に訪問していますが、ご本人様、企業側ともに問題いは無いとの事です。
心身の状態も安定し問題なく勤務出来ているので、入社半年間は、月1回程度の企業訪問を実施していきます。その後は、障害者就業・生活支援センターと連携を取りながら、必要に応じて訪問や面談などの支援を行います。