雇用事例Case

M.Tさん・女性・20代の雇用事例 知的障害(知的障害)

面接練習や振り返りを重視、今後は必要に応じたサポートを

M.Tさん(女性・20代・事務職)

業務内容 資料作成、書類整理、データ入力、郵便物仕分け、清掃
障害名 知的障害(知的障害)
知的障害とは
知的障害とは、知的機能や適応行動に制約があり、発達期に生じるといった特徴により定義され、一般的には、読み書き・計算などの日常生活上での知的行動に支障があります。
通所前の症状・状況

知的障害と先天性の軽度視覚障害があり、前職では人間関係の悩みや仕事内容についていけず気持ちが落ち込み、クリニックを受診し服薬治療をされていました。契約満了で退職となった後は、障害者就業・生活支援センターの担当者と一緒に就職活動されましたが上手くいかず、担当者の紹介でハンズを利用をされる事となりました。

通所中の状況
PC訓練を中心に、本人の就労希望に合わせた訓練を意欲的に。

通所と在宅支援の併用で週5日、様々な訓練を受講されました。事務職への就職を希望されていた為、PCスキル向上を目指し、Word、Excelのテキスト学習などPC訓練を中心に、就労希望に適した訓練に取り組まれました。

積極的な就職活動。希望職種への就職を目指す。

就職活動の中で、実習を経て数社の企業に応募され、活動に関わる全てに職員が同行し、面接練習、面接後の振り返りなどの支援(自己理解や対人スキル向上など)を行いました。
希望の職種に就職する為、PC訓練、応募先企業の業務を想定した作業練習などの機会を提供し、面接練習や振り返りにも時間をかけました。

就業後の様子
関係者との連携を密に。実習を重ね、入社後の不安を軽減。

人材紹介会社から紹介された企業へ入社された為、入社後3ヶ月間は人材会社の社員、ハンズ職員、ご本人様との三者面談を実施し、人材会社の担当者から企業の管理者に話を伺い、三者面談の中で、ご本人様にお伝えする形で支援を行いました。面談日以外でも、ハンズ担当職員からご本人様に連絡を取り、何か問題があれば相談できる環境づくり、また選考過程で事前に実習に参加した事で、新しい環境に対する不安が少し軽減されたようでした。

就労後、心身は安定。定期的な定着支援を実施。

心身の状態も安定し問題なく勤務出来ているので、入社半年間は、月1回程度の企業訪問を実施していきます。その後は、障害者就業・生活支援センターと連携を取りながら、必要に応じて訪問や面談などの支援を行います。