雇用事例Case
K.Wさん・女性・30代の雇用事例 発達障害(自閉症スペクトラム)
職場との連携をしっかり取り、早めの対応を
K.Wさん(女性・30代・軽作業)
| 業務内容 | 工場:ユニホームクリーニング |
|---|---|
| 障害名 | 発達障害(自閉症スペクトラム) |
- 自閉症スペクトラムとは
- 自閉症スペクトラム障害とは、神経発達症群に分類される診断名のひとつで、他者とのコミュニケーションや言語に関する症状があるという特徴があります。
職場での仕事が上手くいかず退職され、ご自身の障害を疑い、理解ある姉妹の勧めもあり2年前に精神科を受診されました。
自閉症スペクトラムと診断され、テンションの低下、イライラ、お腹の不調、睡眠障害などがあった為、睡眠導入剤を服用する生活となっていました。
当初、自宅から1時間の距離があるにも関わらず週5日を目標に取り組まれ、通所から半年間は月に1~2回休む事はありましたが、徐々に生活リズムが安定していきました。1年程経過した頃に、新型コロナ感染に対する不安から2ヶ月間休まれましたが、その後、通所を再開し生活リズムや体調管理もしっかりされ、週5日、様々な訓練に取り組まれました。コミュニケーションスキル向上を中心に、他者との関わりや状況を把握するなど課題を洗い出し、苦手としていたPC訓練にも積極的に参加され、基礎知識を学び、履歴書作成なども出来るようになりました。
クリーニング業務の企業実習に応募され、フルタイム勤務であったため体力面や生活リズムに不安はありましたが、前向きに実習に取り組まれました。7時間の立ち仕事も問題はなく、グループ作業では疑問があればメモを取り理解しようとするなど、徐々に自信をつけていきました。無遅刻、無欠勤で4週間終えた事は、ご家族の協力が非常に大きく、また実習中はご本人様と密に連絡を取りながらメンタル面のサポートを行いました。通所前は、対人面と生活リズムに問題があり、特に家族関係でのストレスがありましたが、通所後は頻繁に面談を行いストレス軽減に努めました。就労に向けての今後の動きなどを理解していただく為、ご家族とも定期的に面談を行いました。
トライアル雇用当初は、対人面での不安があった為、ご家族様への連絡や定期訪問を頻繁に行い、連携を取りながらストレスなく業務に取り組めるようサポートしました。職場の上司の方からも、覚えが早く安定しているので心配はないと高評価をいただき、ご本人様も、仕事量は多いが自身に合っている作業なので苦ではないとの事でした。
作業面には問題はないが、上司や先輩の方の指示が人により異なるなど、対人関係で小さな不満が出てきていました。企業とも連携を取り早めの対処をお願いし、今後は定期的に状況確認を行いながら、小さな変化を見逃さないようサポートしていきます。