雇用事例Case

D.Tさん・男性・20代の雇用事例 知的障害(自閉症スペクトラム)

すべて一からのスタート!希望した販売職に挑戦

D.Tさん(男性・20代・サービス業)

業務内容 商品の品出し、来客者対応
障害名 知的障害(自閉症スペクトラム)
自閉症スペクトラムとは
自閉症スペクトラム障害とは、神経発達症群に分類される診断名のひとつで、他者とのコミュニケーションや言語に関する症状があるという特徴があります。
通所前の症状・状況

支援学校に通われていた頃の嫌な思い出から、自身の障害が受け入れられず就労継続が困難になり、地元で働く事も嫌がられていました。
夜更かしをされ起床時間も遅く、ビジネスマナー等も身についていない為、一から学んでいく必要がありました。

通所中の状況
時間をかけて、通所は安定。企業見学後に意識の変化。

週3日(午後のみ)の通所から始め、1年半経過した頃から週5日の通所へ安定していきました。企業見学に行かれた後、通所をして訓練に積極的に参加しないといけないという気持ちの変化があったようで、社会人の基礎を中心に様々な訓練に参加され、他社との付き合い方や言葉遣いなどを学ばれました。

社会人としての基礎を学び、雇用前実習を目指す。

どのような仕事に就くべきか、かなり悩まれていましたが、販売の仕事をしてみたいとの意思を伺い、初めての雇用前実習に参加出来るよう支援を行いました。就職された経験が無くビジネスマナーも身についていなかった為、就職に対する意識を高める事を中心にサポートを行いました。

就業後の様子
実習を活かして、就業へ。

初めての就職でしたが、事前に雇用前実習に参加させていただいた為、ご本人様の状況も理解していただけて、企業側としても受け入れやすかったとの事です。

興味のある業務に前向きチャレンジ!苦手分野のフォローも万全。

3ヶ月に1度のペースで訪問していましたが、企業側とも定期的に面談を行っているとの事でした。訪問の際の面談で、品出しの他にレジ打ちにも興味を持ち、自ら進んでレジ打ち業務をしていると伺い、また一方で、来客対応の際の引き継ぎが上手く出来ない事があるとの事でしたので、問題があったり不安になった際は、いつでも相談できるようなサポートを行っていきます。