雇用事例Case
H.Hさん・男性・40代の雇用事例 発達障害(注意欠陥多動障害(ADHD))
企業と連携を密に取りながら、今後の課題点をサポート
H.Hさん(男性・40代・サービス業)
業務内容 | 病院の担当フロア(個室及び共有スペース)の清掃。 |
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障害名 | 発達障害(注意欠陥多動障害(ADHD)) |
- 注意欠陥多動障害(ADHD)とは
- 注意欠陥・多動障害(ADHD)とは、多動性や衝動性、または不注意などを特徴とする神経発達症もしくは行動障害です。
通所前の症状・状況
危険認識や発信が出来ないなど、作業中は常に不安な状態で、更に勤務中に熱中症で倒れた経験もあり、体力面での不安をかなり抱えていました。
また指示理解不足によるミスも多くあり、解雇通知を受けてしまう事もありました。
通所中の状況
安定した通所で、苦手も克服。訓練も積極的に。
向上心が高く、通所は安定していましたが、面識の無い人とのイベント(模擬面接会、発表会など)前は考え込んでしまい、寝不足で欠席する事がありました。
その後、就職が近づくにつれ気持ちを切り替え克服し、通所は安定しました。
個別訓練の中で、WordやExcelの独習を行ったり、訓練の延長で秘書検定3級を取得されたりと、ご自身に適した仕事を知るため様々な訓練に積極的に参加されていました。
面接準備は万全に。一つ一つ自己理解を深める。
自ら発信、指示理解、を意識し取り組み、具体的にはメモを取る、理解出来ない事があれば必ず質問する、発信する際は「結論」から、以上3つの事を、実習先や就職面接で実行していただけるよう繰り返しお伝えしました。
「自分には体力が無いので身体を動かす仕事は無理」など、強い拘りがありましたが、苦手な事を理解いただくための実習を行い、少しずつ拘りを無くしていく事に力を入れサポートしました。
就業後の様子
新型コロナの影響も。本人様との連絡は密に。
就労後、職場で新型コロナウイルスの集団感染が起き、1か月程の休職となりました。
休職中は、電話連絡で近況を伺いながら、生活リズムが崩れない様にサポートしていきました。
企業側と連携をとりながら、課題点の支援を引き続き。
今後は、定期的にご本人様、企業側と連絡を取りながら、サポートをしていきます。
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