雇用事例Case

K.Uさん・男性・50代の雇用事例 精神障害(うつ病)

企業からの信頼も高く、無事に定着支援を終了

K.Uさん(男性・50代・事務職)

業務内容 運動大会運営、大会スケジュール管理、会計補助業務、電話対応、会議運営
障害名 精神障害(うつ病)
うつ病とは
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
通所前の症状・状況

前職でのパワハラをきっかけに体調を崩し、うつ病を発症されます。その後、通院し臨床心理士のカウンセリングを受け、ご家族の支援もあり、正常な日常生活や精神的な安定を取り戻しました。

通所中の状況
得意なコミュニケーションを活かし、積極的に訓練へ参加。

利用開始後は週4日(10時~15時)と通所は安定していて、コミュニケーション能力の高さから4ヶ月という短い期間の中で体調も崩さず訓練に参加出来ました。事務職を希望していた為、、日商PC検定3級の教科書、Word、Excel(基礎、応用)を終了し、その後も幅広い訓練に参加され、リーダーを任される事もありました。

自信の適正を確認でき、早い段階で就職へ。

体力、精神面ともに安定していて、就職活動までの準備はスムーズに進める事が出来ましたが、大きな物音、声、威圧的な相手に対しての恐怖心が強かった為、対人能力を向上させる事、職場環境を事前に確認する事を重視しました。通所開始後2カ月程で事務系の実習に参加し、ご自身の適正を確認する事がで出来ました。その後、ご自身でハローワークから探してきた体育関係の求人に応募され、早い段階で就職の運びとなりました。

就業後の様子
徐々に業務も増え、プライベートと共に充実。

ご自身でハローワークから取得されたきた求人票は一般用のクローズ求人だった為、企業側に障害者求人の申し出をし、採用していただく事となりました。その為、上司の方の理解が非常に高く、ハンズからの申し出も細かく受け入れていただけました。ご本人様は業務に物足りなさを感じ、会社へ貢献出来ていないと自責の念もありましたが、定着支援が終了する半年後には業務も増え、プライベート共に充実した生活を送ることが出来ていました。

企業からの信頼も高く、無事に定着支援を修了。

半年後、定着支援は無事に終了し主治医への定着評価表の報告も終え、就労に関しても安定している事を報告しました。企業側からの信頼も高く、穏やかな人間性で周囲からの好感度も高い事をお伝えし、体調確認の連絡をした際には元気に勤務していますと報告を受けました。今後も困った事があればご連絡いただくよう伝え、支援を一旦終了しました。