雇用事例Case

K.Oさん・男性・40代の雇用事例 身体障害(高次能機能障害(頭部挫傷・音声言語障害))

体力面も問題なく就労中!企業と連携を取り今後もサポート

K.Oさん(男性・40代・サービス業)

業務内容 医療機器の販売。販売ストックの梱包作業。
障害名 身体障害(高次能機能障害(頭部挫傷・音声言語障害))
高次能機能障害(頭部挫傷・音声言語障害)とは
けがや病気によって脳に損傷を負い、脳の機能のうち、言語や記憶、注意、情緒といった認知機能に起こる障害です。怒りっぽくなる、記憶が悪くなる、などの症状があります。
通所前の症状・状況

障害を持っている人が居ない環境の中で勤務されていて、他の従業員の方々と比べられてしまい、社内でいじめにあったり、お客様からのクレームに悩まれていたとの事です。
ご本人様には、頭部挫傷の後遺症があり、声のかすれ、体幹バランスの悪さが見受けられました。

通所中の状況
訓練にも真面目に取り組む姿。課題点も明確に。

体調を崩すことなく通所は順調で、一日4限の訓練を受講されていました。
一生懸命に訓練を受講されていましたが、他の利用者様より指示理解や作業速度が遅かったり、自ら発信する事も苦手だった為、理解出来ていないままになってしまう事が多々ありました。

面談を通して、自己理解を目指す。

指示理解が遅いことについては、メモの活用、作業を繰り返す事で成功体験を重ねたり、自ら質問する姿勢も身に付けていただきました。
支援員との面談の中で、訓練、作業を振り返る時間を多くとり、出来た事、出来なかった事を何度もお伝えする事で自己理解を深め、今何をするべきなのか気付くきっかけ作りをしていきました。

就業後の様子
就労後は順調に業務をこなす。体力面も安定。

就労後すぐ繁忙期だった為、残業をする事が多々ありましたが、実習や訓練の経験から体力面での不安は無く勤務出来ていました。
ご本人様からも特に問題はありませんとの事で、密に連絡を取りながら必要に応じてサポートしました。

今後もサポートしながら、課題点の支援を継続。

引き続き、ご本人様、企業側と定期的に連絡を取りながら、支援をしていきます。