雇用事例Case

発達障害者の雇用事例

発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であり、その症状が通常低年齢において発現するもの、と定義されています。近年では、子供のころは周囲や保護者にフォローされていてあまり目立たなかった症状が、大人になり、社会人として生活を営むようになるとその症状が目立ちはじめ、発達障害と診断されるケースも多くなっています。

様々な訓練を受講することで、自身の課題を洗い出すことができた

職場での仕事が上手くいかず退職され、ご自身の障害を疑い、理解ある姉妹の勧めもあり2年前に精神科を受診されました。
自閉症スペクトラムと診断され、テンションの低下、イライラ、お腹の不調、睡眠障害などがあった為、睡眠導入剤を服用する生活となっていました。

幅広い訓練を受講し、通所後に資格取得も

空気が読めない、融通が利かない、独語などの症状が見られた為、ご家族の勧めで精神科を受診され、自閉症スペクトラム障害の診断を受けました。前職では責任ある役職に就いていましたが、雇用形態がパートだった為、将来への不安を感じ退職されました。手帳取得後は通院する事はなく、服薬もありませんでした。

徐々に通所は安定、実習で認められ内定獲得!

ハローワーク(一般窓口)で就職相談をされていた際に、発達検査を受けられて、ハンズの事を知り見学に至りました。高校在学中と卒業後に合計4社応募されましたが、不採用となります。

社会人経験を生かし、実習で認めてもらえるスタイルを推進

クローズ一般就労、B型作業所利用の経歴がありますが、今後は障害者雇用での就職を希望されていました。すでに職業評価は受けられていて、複数の就労移行支援事業所を見学され、ハンズを選択されました。