ハンズ西宮が教える!発達障害やASD(自閉症スペクトラム)のある方が、上手に働くためのコツ5選!
2024.01.15
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就労移行支援のハンズ西宮では2023年上半期において11名の内定となり、就職実績は絶好調です。
そして卒業された方、皆様「コツ」を掴んでいることが分かりましたので。今回は、
「発達障害やASD(自閉症スペクトラム)の方が、上手に働くためのコツ5選」をお教えします!
自己理解と言いますと、「分かっています」「自分のことは自分が一番知っています」と思いがちです。
人はそれぞれの主観があるために、なかなか自分自身を客観視することはできません。
自分では自然体で人と接しているつもりでも、実は相手にとっては言葉がキツかったり、余計な一言であったりするかもしれません。あるいは自分自身に「確信を持った正しさ」があったとしても、他者にそれが当てはまるとは限りませんよね。
ハンズ西宮のプログラムでは、グループに参加することで、第三者からの客観的な評価も得ながら、「自分ってこういう傾向にあるんだ!」と、相手からの見え方も含めて自己理解を深めることができます。
自己理解が深まりますと、次のステップです。
例えば、「極めて論理的かつ合理的である」傾向にあり、「だったらこうしたら良いじゃない」とすぐに思ったことを口にしてしまう方がいた場合、どう対処すべきかを考えます。
本人の認識では、合理的であり正しさを感じ、良かれと思い発言している場合でも、実際の相手は別の思考プロセスを経ていることもあれば、「話を聞いて欲しい」「背中を押して欲しい」と共感を求めていることもあるかもしれません。また、論理的合理的思考が強いがゆえに、相手によってはギャップが生じることもあるかもしれません。
このような特性があり「相手の気持ちや世界を想像しにくい」場合でも「ルール化」する対処法があります。
例えば、「直ぐに持論を述べない」「そうですよね~」と相手に一旦は共感する等のスキルをルール化し、習慣化することで、人間関係を構築しやすくなります。
また、相手の気持ちについて、「ピンとこない」場合には、「自分はあんまり自覚がないほうなんだなぁ」と「自覚が無いことを自覚する」練習をします。
そうすると、少しずつコントロール感を持った他者との接し方になっていきます。
自己理解とその対処法について取り組んだ結果、生き辛さが少し解消できていくこともあれば、中々上手くいかないこともあります。
そこで、就職活動時には求職者さんの「配慮事項」を整理して、応募先と相談をします。
組み立て方は、
1. 私の特性は○○です
2. その解消のためにこんな工夫や自助努力をしています。
3. しかし、難しい場合や限界もあるので、こんな配慮をお願いしたいです。
4. その環境であれば力を発揮できますし、とてもありがたいことだと感謝します。
ざっくりとこのような感じです。
障がいのある方への「合理的配慮」は勤務先における「義務」です。
とはいえ、自助努力の跡と感謝の気持ちも忘れずに・・と思います。
その姿勢も見られていますので。
さて、皆様ここで問題です。
上述の論理的合理的な特性をお持ちの方について・・・
どの様な配慮を受けられれば安定就労できると思いますか?
一度考えてみてください!
★長くなりますので、答え合わせについてはまた今度。
ここまでくればあと少し!やはりものをいうのは「一定の実力」です。
実力とは、難しいですが。
・体調面の安定
・体力面
・精神面の安定
・敬語のスキル(延長線上に電話応対があります)
・PCスキル
・作業面(大きな動きをする作業・緻密な作業)
・学ぶ力(学ぶ姿勢があれば十分です)
・ミスを人のせいにしない
・ミスを自分だけのせいにしない
等々。
あげればキリは無いのですが、安心してください!
マイペースで積み上げていければ十分です◎
「実力」といいますが、他者と比べずにありのままの自分と向き合っていくことで十分だと思います。企業様も、そこを見ています!
実際に、これらの「実力」が安定した就労のベースになることは事実です。
企業様より、
「色々あるけど休まず出勤してくれるしな」
「PC集中して入力をしてくれてありがたいよ」
「少しずつだけど仕事の幅が広がっているからありがたい」
と言われることはお仕事をする上で大変重要で、お互いに気持ちよく働くことに繋がります。
実力と言うと大げさですが、三歩進んで二歩下がるでもかまいません。
少しずつ、です。
これは「ありのままの自分を肯定する」です。
色々言ってきましたが、ありのままの自分を好きになることです。
その上で、「だけれども、就労場面ではこうする方が良いんだなぁ」と客観視してください。
日本の社会は、まだまだ封建的で空気を読む社会です。
生き辛さがあっても自身が悪いわけでなく、独特な社会とのギャップが生じているだけです。
ギャップがある時に自分を否定していますと、もうやってられません。
お仕事には必ず一定の負荷が掛かります。順調に働いていてもそうなのに、自分を否定していてはしんどくなってしまいます。
上手くいった際には周囲に感謝して、失敗したときは「ま、いいか」と思ってください。
その上で心を整えて、また学んでいけばよいのです。
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そして卒業された方、皆様「コツ」を掴んでいることが分かりましたので。今回は、
「発達障害やASD(自閉症スペクトラム)の方が、上手に働くためのコツ5選」をお教えします!
上手に働くためのコツ第5位「自己理解を深める」とは?
自己理解と言いますと、「分かっています」「自分のことは自分が一番知っています」と思いがちです。
人はそれぞれの主観があるために、なかなか自分自身を客観視することはできません。
自分では自然体で人と接しているつもりでも、実は相手にとっては言葉がキツかったり、余計な一言であったりするかもしれません。あるいは自分自身に「確信を持った正しさ」があったとしても、他者にそれが当てはまるとは限りませんよね。
ハンズ西宮のプログラムでは、グループに参加することで、第三者からの客観的な評価も得ながら、「自分ってこういう傾向にあるんだ!」と、相手からの見え方も含めて自己理解を深めることができます。
上手に働くためのコツ第4位「対処法の模索」とは?
自己理解が深まりますと、次のステップです。
例えば、「極めて論理的かつ合理的である」傾向にあり、「だったらこうしたら良いじゃない」とすぐに思ったことを口にしてしまう方がいた場合、どう対処すべきかを考えます。
本人の認識では、合理的であり正しさを感じ、良かれと思い発言している場合でも、実際の相手は別の思考プロセスを経ていることもあれば、「話を聞いて欲しい」「背中を押して欲しい」と共感を求めていることもあるかもしれません。また、論理的合理的思考が強いがゆえに、相手によってはギャップが生じることもあるかもしれません。
このような特性があり「相手の気持ちや世界を想像しにくい」場合でも「ルール化」する対処法があります。
ルール化とは?
例えば、「直ぐに持論を述べない」「そうですよね~」と相手に一旦は共感する等のスキルをルール化し、習慣化することで、人間関係を構築しやすくなります。また、相手の気持ちについて、「ピンとこない」場合には、「自分はあんまり自覚がないほうなんだなぁ」と「自覚が無いことを自覚する」練習をします。
そうすると、少しずつコントロール感を持った他者との接し方になっていきます。
上手に働くためのコツ第3位「勤務先に求める配慮の整理」とは?
自己理解とその対処法について取り組んだ結果、生き辛さが少し解消できていくこともあれば、中々上手くいかないこともあります。
そこで、就職活動時には求職者さんの「配慮事項」を整理して、応募先と相談をします。
組み立て方は、
1. 私の特性は○○です
2. その解消のためにこんな工夫や自助努力をしています。
3. しかし、難しい場合や限界もあるので、こんな配慮をお願いしたいです。
4. その環境であれば力を発揮できますし、とてもありがたいことだと感謝します。
ざっくりとこのような感じです。
障がいのある方への「合理的配慮」は勤務先における「義務」です。
とはいえ、自助努力の跡と感謝の気持ちも忘れずに・・と思います。
その姿勢も見られていますので。
さて、皆様ここで問題です。
上述の論理的合理的な特性をお持ちの方について・・・
どの様な配慮を受けられれば安定就労できると思いますか?
一度考えてみてください!
★長くなりますので、答え合わせについてはまた今度。
上手に働くためのコツ第2位「実力を付ける」とは?
ここまでくればあと少し!やはりものをいうのは「一定の実力」です。
実力とは、難しいですが。
・体調面の安定
・体力面
・精神面の安定
・敬語のスキル(延長線上に電話応対があります)
・PCスキル
・作業面(大きな動きをする作業・緻密な作業)
・学ぶ力(学ぶ姿勢があれば十分です)
・ミスを人のせいにしない
・ミスを自分だけのせいにしない
等々。
あげればキリは無いのですが、安心してください!
マイペースで積み上げていければ十分です◎
「実力」といいますが、他者と比べずにありのままの自分と向き合っていくことで十分だと思います。企業様も、そこを見ています!
実際に、これらの「実力」が安定した就労のベースになることは事実です。
企業様より、
「色々あるけど休まず出勤してくれるしな」
「PC集中して入力をしてくれてありがたいよ」
「少しずつだけど仕事の幅が広がっているからありがたい」
と言われることはお仕事をする上で大変重要で、お互いに気持ちよく働くことに繋がります。
実力と言うと大げさですが、三歩進んで二歩下がるでもかまいません。
少しずつ、です。
上手に働くためのコツ第1位「○○を○○する」とは?
これは「ありのままの自分を肯定する」です。
色々言ってきましたが、ありのままの自分を好きになることです。
その上で、「だけれども、就労場面ではこうする方が良いんだなぁ」と客観視してください。
日本の社会は、まだまだ封建的で空気を読む社会です。
生き辛さがあっても自身が悪いわけでなく、独特な社会とのギャップが生じているだけです。
ギャップがある時に自分を否定していますと、もうやってられません。
お仕事には必ず一定の負荷が掛かります。順調に働いていてもそうなのに、自分を否定していてはしんどくなってしまいます。
上手くいった際には周囲に感謝して、失敗したときは「ま、いいか」と思ってください。
その上で心を整えて、また学んでいけばよいのです。
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