リワーク支援の取り組みをご紹介!〜高次脳機能障害の方が復職するまで〜
2024.03.15
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こんにちは、ハンズ梅田です!
日に日に日差しが春めいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、ハンズ梅田を利用されていた“高次脳機能障害”のある方の復職までのリワーク支援や取り組みをご紹介していきます。
就労移行支援に興味はあるけど迷っている方、これから利用を検討されている方の参考になれば幸いです。
ケガや病気により、脳に損傷を負うと、次のような症状がでることがあります。
これらの症状により、日常生活または社会生活に制約がある状態が高次脳機能障害です。記憶障害
・物の置き場所を忘れる
・新しいできごとを覚えられない
・同じことを繰り返し質問する
・ぼんやりしていて、ミスが多い
・ふたつのことを同時に行うと混乱する
・作業を長く続けられない
・自分で計画を立ててものごとを実行することができない
・人に指示してもらわないと何もできない
・約束の時間に間に合わない
・思い通りにならないと、大声を出す。
・自己中心的になる。
引用:高次脳機能障害を理解する (rehab.go.jp)
ハンズは、休職・離職からの再就職や復帰を目指す方を対象に、
業務に必要な能力の回復、再発の予防などの支援を行います。
①生活リズムの再確立
・事前相談で復職への意思を確認
・医師、会社、復職者、弊所の合意による復職への共通認識づくり
・面談で体調や生活リズムの確認
②内的キャリアの充実
・自らのキャリアの振り返り
・自己分析、自己理解、他者理解
・復職に向けての作業能力や集中力の回復、維持
③コミュニケーション能力の向上
・対人スキル強化(SST、アサーション)
・グループミーティングでのフリートーク
・自己肯定感や他者肯定感を増やすグループワーク
・コンセンサストレーニング
・ファシリテーション能力育成
利用期間:20か月
職業:会社員
症状:記憶障害、注意障害
【取り組み内容】
1、復職に向けての作業能力や集中力の回復、維持
・郵便番号と住所の書かれたカードの仕分け作業
・切手の仕分け作業
・“聞き取り”の訓練に参加され、口頭指示で指示書作成するなど記憶保持の強化に繋げた
2、グループミーティングでのフリートーク
・“コミュニケーション”の訓練で、記憶の思いだしも兼ねてトーキングゲームなど様々な取り組みに参加
3、その他
・腕に巻いてメモが書けるシリコン製の道具などを使用するなど工夫
職業:大手企業システムエンジュニア
症状:体幹・音声言語・両目視野欠損
【取り組み内容】
1、復職に向けての作業能力や集中力の回復、維持
・ファシリテーション能力育成
・“プレゼン”の訓練に参加され、決められたテーマをもとにPPの資料を作成し、他者の前でプレゼンをおこなった
・“聞き取り”の訓練に参加され、口頭指示で指示書作成するなど記憶保持の強化に繋げた
・アイロンビーズなどの作業で指先のトレーニングを実施
・脳トレ(計算など)を実施
2、グループミーティングでのフリートーク
・“コミュニケーション”の訓練で、トーキングゲームなど様々な取り組みに参加
復職に伴い、ご本人と企業側様とで仕事内容や条件などの調整を何度もおこない、高次脳機能障害になる以前とは働き方は変化したものの、安心して復職を果たすことができました。
復職後から今も継続して安心した職場でお仕事をされています。
ハンズでは今年も様々な訓練・支援を行っていきます。
体験・見学も随時受け付けていますので、お一人で悩まず…お気軽に!
いつでもお問い合わせ、またはご来所お待ちしています。
【お問い合わせ先電話番号】
TEL: 06-6366-6022
ハンズ梅田の事業所詳細はこちら
https://hands.hyogo.jp/office/umeda
日に日に日差しが春めいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、ハンズ梅田を利用されていた“高次脳機能障害”のある方の復職までのリワーク支援や取り組みをご紹介していきます。
就労移行支援に興味はあるけど迷っている方、これから利用を検討されている方の参考になれば幸いです。
高次脳機能障害とは?
ケガや病気により、脳に損傷を負うと、次のような症状がでることがあります。
これらの症状により、日常生活または社会生活に制約がある状態が高次脳機能障害です。
記憶障害
・物の置き場所を忘れる・新しいできごとを覚えられない
・同じことを繰り返し質問する
注意障害
・ぼんやりしていて、ミスが多い・ふたつのことを同時に行うと混乱する
・作業を長く続けられない
遂行機能障害
・自分で計画を立ててものごとを実行することができない・人に指示してもらわないと何もできない
・約束の時間に間に合わない
社会的行動障害
・興奮する、暴力を振るう。・思い通りにならないと、大声を出す。
・自己中心的になる。
引用:高次脳機能障害を理解する (rehab.go.jp)
ハンズにおけるリワーク支援について
ハンズは、休職・離職からの再就職や復帰を目指す方を対象に、
業務に必要な能力の回復、再発の予防などの支援を行います。
①生活リズムの再確立
・事前相談で復職への意思を確認
・医師、会社、復職者、弊所の合意による復職への共通認識づくり
・面談で体調や生活リズムの確認
②内的キャリアの充実
・自らのキャリアの振り返り
・自己分析、自己理解、他者理解
・復職に向けての作業能力や集中力の回復、維持
③コミュニケーション能力の向上
・対人スキル強化(SST、アサーション)
・グループミーティングでのフリートーク
・自己肯定感や他者肯定感を増やすグループワーク
・コンセンサストレーニング
・ファシリテーション能力育成
実際の支援事例をご紹介!
◆Aさん(50代男性)の場合
利用期間:20か月職業:会社員
症状:記憶障害、注意障害
【取り組み内容】
1、復職に向けての作業能力や集中力の回復、維持
・郵便番号と住所の書かれたカードの仕分け作業
・切手の仕分け作業
・“聞き取り”の訓練に参加され、口頭指示で指示書作成するなど記憶保持の強化に繋げた
2、グループミーティングでのフリートーク
・“コミュニケーション”の訓練で、記憶の思いだしも兼ねてトーキングゲームなど様々な取り組みに参加
3、その他
・腕に巻いてメモが書けるシリコン製の道具などを使用するなど工夫
◆Bさん(30代男性)の場合
利用期間:18か月職業:大手企業システムエンジュニア
症状:体幹・音声言語・両目視野欠損
【取り組み内容】
1、復職に向けての作業能力や集中力の回復、維持
・ファシリテーション能力育成
・“プレゼン”の訓練に参加され、決められたテーマをもとにPPの資料を作成し、他者の前でプレゼンをおこなった
・“聞き取り”の訓練に参加され、口頭指示で指示書作成するなど記憶保持の強化に繋げた
・アイロンビーズなどの作業で指先のトレーニングを実施
・脳トレ(計算など)を実施
2、グループミーティングでのフリートーク
・“コミュニケーション”の訓練で、トーキングゲームなど様々な取り組みに参加
復職に伴い、ご本人と企業側様とで仕事内容や条件などの調整を何度もおこない、高次脳機能障害になる以前とは働き方は変化したものの、安心して復職を果たすことができました。
復職後から今も継続して安心した職場でお仕事をされています。
ハンズでは今年も様々な訓練・支援を行っていきます。
体験・見学も随時受け付けていますので、お一人で悩まず…お気軽に!
いつでもお問い合わせ、またはご来所お待ちしています。
【お問い合わせ先電話番号】
TEL: 06-6366-6022
ハンズ梅田の事業所詳細はこちら
https://hands.hyogo.jp/office/umeda