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「10粒の豆」でストレスを見える化しよう
2025.06.30 NEW
カテゴリ
ハンズ三宮
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#就労移行支援
#支援プログラム
#ストレス対処
こんにちは!ハンズ三宮です!

いよいよ本格的な夏がやってきましたね!毎年暑さが更新されていますので、熱中症などに気をつけてくださいね。さて、今回のブログは「ストレス」について書いていきます。
 

「今日はどれくらい疲れた?」

そう聞かれても言葉にするのは意外と難しいものです。

ハンズ三宮では、日常生活や通所の中で感じるストレスの気づきを、マンツーマンの定期面談でじっくりと振り返り、物事の受け取り方や反応の仕方を整理できる取り組みをしています。

しかし、ストレスを感じるタイミングは人それぞれです。ストレスを感じる時にひとりのこともあります。

そこで今回は、フランスの人気ドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』に登場する「10粒の豆」という小さな実践をヒントに、ひとりでも簡単にできる、ストレスを「見える化」する方法についてご紹介します。
 

「10粒の豆」とは?



忙しい日々の中で、自分の心と静かに向き合う方法を探している方へ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』は、フランスで放送された異色の刑事ドラマです。冷静沈着な文書係アストリッドと、直感型で感情豊かな刑事ラファエルがバディとなり、複雑な事件に挑んでいく姿が描かれます。アストリッドはASDの特性を持っており、その繊細さや独自の思考法がドラマの魅力のひとつです。そんな彼女が日々のストレスを管理するために使っていたのが、「10粒の豆」。彼女のように感覚が鋭く、ストレスを感じやすい人にとって、このシンプルな方法は大きな意味を持ちます。

「10粒の豆」とは、自分が一日に耐えられるストレスの上限を視覚化するための方法です。朝、ポケットに10粒の豆(または小さな石やコインなど)を入れ、ストレスを感じる出来事が起こるたびに1粒ずつ別のポケットに移していきます。豆がすべて移った時点で「もう限界に近い」と気づけるのがこの方法の大きなメリットです。数値化ではなく手触りのある実感としてストレスを可視化できるので、自分の感情に気づく手助けになります。また、客観的に自分の一日をふり返る材料にもなり、セルフケアの第一歩を後押ししてくれるのです。
 

「豆」がなくてもOK?


この方法はアストリッドのように豆を使わなくても、自分に合ったかたちで自由にアレンジできます。たとえば、スマホのメモ機能やカウンターアプリを使ってもいいですし、ノートに◎や×で記録してもOKです。アクセサリーのようなビーズブレスレットを使って、ビーズを動かすたびに「今、私は疲れているんだな」と気づく習慣にすることもできます。大切なのは「何にどれくらいストレスを感じたか」を自分なりの方法で見えるようにすることです。数字や言葉でうまく表せないときほど、こうしたアナログで感覚的な方法が力を発揮します。

自分のストレスに気づこう



ストレスは、自分でも気づかないうちに溜まっていくものです。でも、10粒の豆のような小さな工夫が、自分の心と対話するきっかけになります。ストレスを感じるだけでなく、確認することや見える化するという視点を持つだけで、日々の心の揺れが少しずつ整っていきます。大事なのは、我慢しないことでも、完璧を目指すことでもありません。ただ、「今の自分はどうかな」と立ち止まって見ること。もしあなたが今日、1粒目の豆を移したなら、それは自分を大切にしている証です。あなた自身の心の声に、そっと耳を傾けてみてくださいね。


参考資料 NHKホームページ https://www.nhk.jp/p/astridetraphaelle2/ts/3LZ776G9GZ/




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