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先日、「ハンズlab」を開催しました。
当日、イベントがスムーズに進行できたのは、実は事前準備をしっかりと行ってくれた利用者の皆さんのおかげです。
今回は、その準備を中心となって支えてくださったお一人、Sさんにお話を伺いました。
Q:今回のハンズlabでは、どんな準備を担当されましたか?
私が担当したのは、主に次の3つです。
1.イベント来場者の方へお渡しする アンブレラチャームの作成
2.チャームの パッケージ用台紙のデザイン作成
3.イベント当日に使用する 案内POPの作成
Q:アンブレラチャーム作りでは、どのような作業を行いましたか?
まず、職員の方と一緒に近くのお店へ行き、チャームの部品を購入しました。
その後、購入した部品を使って、利用者のみんなでチャームを制作しました。
私は、完成したアルファベット部分の凹凸を整えるヤスリがけと、
アルファベット部分とキーホルダー部分を接続・貼り付ける作業を担当しました。
Q:作業を進める中で、不安に感じたことはありましたか?
私は右手に感覚麻痺があり、細かい部品を扱う作業が苦手です。
そのため、最初は「うまくできるだろうか」と不安もありました。
実際には時間がかかる場面もありましたが、
「自分のペースで取り組めば、それなりにできる」と分かり、
少し安心しながら作業を進めることができました。
Q:パッケージ用台紙のデザインは、どのように進めましたか?
アンブレラチャームのパッケージ用台紙のデザインを、Canvaで作成しました。
パッケージ台紙のデザインはあまり経験がなく、
「どんなデザインにすればいいのか」と悩む場面もありました。
それでも、職員の方からアドバイスをもらいながら試行錯誤を重ね、
最終的に4案作成しました。そのうち2案が採用されたときは、とても嬉しかったです。

Q:イベント当日の案内POPについて、工夫した点を教えてください。
案内POPは全部で3つ作成しました。
・アンブレラチャームプレゼントの案内POP
・名札ホルダーに関する案内POP(2種類)
アンブレラチャームの案内POPは数日前から作成できたため、
時間に余裕を持って取り組むことができ、
「わかりやすさ」「やさしい雰囲気」「かわいくなりすぎないこと」
を意識しました。
自分の中では、これまで作ったPOPの中で一番納得のいく仕上がりだったと思います。
一方、名札ホルダーの案内POPは当日作成となり、
時間が限られていたため、もう少し考える時間があれば…という思いもありました。
それでも職員の方からOKをいただけて、安心しました。

Q:今回の準備を通して、ご自身で感じた変化はありましたか?
高次脳機能障害の影響で、記憶力や注意力、遂行機能が低下しているため、
「デザインの発想ができるだろうか」と不安に思っていました。
ですが、職員の方のサポートを受けながら取り組むことで、
「自分にもできる」と感じられるようになりました。
もともと趣味でビラ作りをしていたこともあり、
その経験を活かせたことが、個人的にもとても嬉しかったです。

Q:イベントを終えて、今の気持ちを教えてください。
みんなで協力し、それぞれができることを分担して取り組めたと思います。
無事に完成したときには、大きな達成感がありました。
職員より
Sさんが、ご自身の得意なことと向き合いながら、
工夫を重ねて一つひとつの準備に丁寧に取り組まれる姿が、とても印象的でした。
不安を感じながらも最後までやり遂げた経験は、
イベントの成功につながるだけでなく、
Sさん自身の強みや成長を改めて感じさせてくれるものでした。
ご協力いただいた利用者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
ハンズ東大阪