「全部真に受けなくていい」と言われても難しい…人からの評価はどう受け止める?
2026.10.02
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■はじめに
仕事をしていると、上司や同僚などから、自分について指摘されることがあります。
「言われたことしかやらないよね。もう少し自分から動いてほしい」
「もう少し周りを見て動いた方がいいんじゃない?」
「この仕事、ちょっと時間がかかりすぎじゃない?もう少し早くできない?」
こうした言葉を聞いたとき、
「自分は主体性がないんだ」
「周りを見ることができないんだ」
「仕事が遅い人間なんだ」
と、相手の言葉をそのまま受け止めてしまう方もいるのではないでしょうか。
そんなとき、よく言われるのが、「人から言われたことをすべて真に受ける必要はない」といったことです。しかし、「では、どこまで受け止めればいいの?」と迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
この記事では、人から自分について指摘や評価を受けたときの受け止め方について解説していきます。
■相手が見ている自分は、自分のすべてではない
人から何かを指摘されたとき、覚えておいてほしいことがあります。それは、「相手が見ているのは自分のほんの一部分にすぎない」ということです。
どれだけ長く一緒に働いている人であっても、自分のすべての場面を見ているわけではありません。相手が見ているのは、仕事中の限られた場面での自分です。
さらに、同じ行動を見ても、どのように受け取るかは人によって異なります。
例えば、「分からない仕事について、まず自分で考えてから質問する人」を見たとき、
「まず自分で考えてから質問するのはいいことだ」
と感じる人もいれば、
「分からないなら、もっと早く聞いてほしい」
と感じる人もいるでしょう。
人が誰かを評価するときには、その人自身の経験や価値観、「こうしてほしい」という期待なども影響します。
そのため、人から「あなたは○○だ」と言われても、その評価がすべて正しいと考える必要はありません。
まずは、
「この人には、今回の自分の行動がそう見えたんだな」
くらいに受け止めてみてもよいでしょう。
■言われたことの中から、自分にとって必要な部分を受け取る
では、人から何か指摘されたときは、どのように受け止めればよいのでしょうか。
まずは、「なぜそう言われたのか」を具体的にしてみましょう。
例えば、
「もう少し周りを見て動いて」
と言われたのであれば、
「どんな場面を見てそう感じたのか」
「そのとき、自分は何をしていたのか」
「実際に仕事で困ることにつながっていたのか」
「自分でも思い当たることはあるのか」
と考えてみます。
振り返ってみて、「忙しそうな人がいても、自分の作業だけを進めていたことが何度かあった」と思うのであれば、「周囲の状況を確認する」という部分は、改善してみてもよいかもしれません。
ただし、その場合も、
「自分は周囲を見られない人間だから、もっと気が利く人にならないといけない」
とまで考える必要はありません。
例えば、
「自分の仕事が終わったときに、周囲に手伝えることがないか一度確認する」
など、実際に困っている場面について少し行動を変えるところから考えればよいでしょう。
反対に、振り返ってみても「自分にはあまり当てはまらない」「その場面だけのことだった」と感じる場合もあります。
その場合は、「その人からはそう見えた」という情報として持っておき、すぐに「自分はそういう人なんだ」と受け止めなくても構いません。
人から言われたことは、すべて受け入れるか、すべて否定するかの二択ではありません。
相手の評価をそのまま自分自身の評価にするのではなく、具体的な場面に戻して考え、自分にとって役立ちそうな部分を受け取ればよいのです。
ハンズ天王寺