こんにちは、ハンズ三宮です。
少しずつ秋も深まってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ハンズ三宮は寒い時期の到来にも負けず、ご利用者・職員とも元気です!!



現在も新型コロナウィルスのまん延防止のため、生活が制限されてはおりますが、ハンズ三宮では、9月、10月で合計4名の方が就職することができました。
本日は、そのうちのお一人に焦点を当ててご紹介させていただきたいと思います。
  23歳女性でADHDとLDの障害を持っておられます。
就労経験がない中でも職場見学や職場体験実習に頑張って参加した結果、晴れて就職に結びつきました。
  ・雇用形態:パート職員
・業務内容:特別養護老人ホームで、介護補助業務に就かれています。
  この方は就労経験がなかったため、まずは職場見学から初めて、その後同じ施設に職場体験実習として参加しました。そのことで仕事をするという実感が沸き、経験と実績を積むことができました。
実習先の職員、ご高齢の方々にも利用者様を暖かく迎え入れていただきました。
繰り返しの実習に参加することで自信が付き、そのまま同施設に就職する流れとなりました。

このような就職の事例は、企業側にとっても利用者様側にもとってもメリットがある事例です。
企業側は仕事を通して利用者様の性格や能力を確認することができ、利用者様も仕事の体験をすることで自身の適性を確認することができます。
  この特別養護老人ホームでは障害者雇用を前向きに進められていて、積極的に採用されていますが、どうしても面接だけではその方の性格や能力を見極めることが困難です。
職場体験実習に来ていただくと、長い時間をかけてじっくりご本人の人柄や能力を見ることができるため、安心して受け入れることができます。 職場見学から始まり、職場体験実習に参加することによって、その仕事が自分に合ったものか、自分にできる仕事かどうかを慎重に判断することができます。
自分が一番安心したことは、実際の職員の方と一緒に働くことによって、その職場の雰囲気や職員の方の性格などを確認することができたことです。
  事前に職場体験実習に参加していたため、ご本人はこちらの職場で「職員の方達と一緒に働くことができそうだ」と感じられていたようです。なので、出勤初日も緊張することなく仕事に行くことができていました。
仕事内容も1度経験していたので、スムーズに業務に入れました。
  ハンズでは就職されてから職場定着支援を行います。
ハンズ利用中はあくまで就労準備の段階で、就職してからが本番です。社会に出て仕事をする上で、人間関係を構築することは大変なことです。
就職後も企業に安心して職場定着できるように、職場訪問を行ったり、ご本人や企業側と面談を行ったりして、調整役としてサポートさせていただきます。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。ご興味がある方は、是非一度、お気軽にお問い合わせ下さい。職員一同、心よりお待ちしております。