急激に暑さが増していますが、皆さま体調管理はいかがでしょうか?
ハンズ姫路です。
 
週末の土曜日は、コミュニケーションやSSTなど通常の訓練では身に付けることができないスキルや、知識の習得を目指す訓練を提供させていただくことがあります。
 
ハンズ姫路では、救命救急のスキルや知識を身に付けるため 東姫路消防署 救急救命員の方をお招きして、
 

「救命救急講座」

 
を開催しました。
(このブログを書いている　職員=わたくし　も初めての参加となりました)
 
消防署職員さんいわく、
緊急時の心臓マッサージは、知識があっても経験が無いと的確な処置ができない事があるので、定期的に講習を受けて身に付けておいてほしいとの事でした。

また、
日本では高齢化が進んで死亡者数が増加する「多死社会」が到来している。との事、加齢や体調不良で心臓マッサージを施さなければならない場面が増える。。。かも。。。との事
 
利用者の皆さん真剣に講習を受けていました。 

主な講習の内容

・心臓マッサージ
・AED(※)の使い方
※自動体外式除細動器。心室の細動で全身に血液を送れない時に電気ショックを与えて、正常な機能を回復させる装置。空港・駅・学校などの公共の場に設置されている。
 
講義を受け、実際に心臓マッサージや人口呼吸を体験します。
最後は3人一組でロールプレイを行いました。

 

ロールプレイの流れ

Aさん
　↓倒れている人を発見
　↓倒れている人の周囲に危険なものは無いか確認
　↓倒れている人の意識を確認
　↓倒れている人の呼吸を確認
　↓BさんにAEDの準備を指示
　↓Cさんに救急車を呼ぶように指示
　↓倒れている人に心臓マッサージと人工呼吸
　
Bさん
　↓AさんからAED使用の指示を受ける
　↓倒れている人に電極パッドを貼る
　↓準備ができたら、倒れている人から離れてもらう
　↓電気ショックを与える必要があれば与える
 
Cさん
　↓Aさんから救急車を呼ぶように指示を受ける
　↓119番に電話をして状況を説明して救急車を手配する
　↓Aさんに電話したことを報告
 
3人一組で、Aさん、Bさん、Cさんそれぞれ交代してロールプレイしました。
 
見ていて、
 
・Aさんが他の2人に指示をしながら心臓マッサージを同時進行
・Bさんは心臓マッサージしているAさんを気遣いながらAEDの設置や声掛け
・Cさんは電話をかけてAさんに報告
 
これは「チーム訓練」だなぁと思いながら見させていただきました。
特にAさんは、心臓マッサージの強さやテンポを守りながら、他のBさんCさんに指示を出さなければならないので大変そうでした。





利用者の皆さん、それぞれの役割に得意・不得意を感じながらも真剣に取り組んでいました。

 

ハンズでは

・自分の得意・不得意を知るための訓練
・得意・不得意との付き合い方を知る訓練
・グループの一員として活躍する訓練
など、
社会で長く働くために必要な訓練を実施しています。
ハンズ姫路のスタッフの支援と共に受けてみませんか?
興味のある方はお問合せ下さい。

ハンズ姫路