頑張りすぎて疲れたときは?ことわざから考える、頑張り方を見直すヒント
2026.09.22
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■はじめに
仕事をしていると、
「もっと頑張らないと」
「周りはできているのだから、自分もやらないと」
「休んでいる場合ではない」
と、自分を奮い立たせる時があると思います。
たしかに、仕事を覚えたり、任された仕事に取り組んだりするためには、頑張ることが必要な場面もあります。
ただ、常に頑張ればよいとは限りません。
無理を重ねた結果、疲れがたまったり、仕事以外のことが何もできなくなったりしているのであれば、今の頑張り方を一度見直してみてもよいかもしれません。
昔から伝わることわざの中には、そんなときの考え方のヒントになるものがあります。
この記事では、4つのことわざをもとに、頑張りすぎずに働くための考え方を紹介します。
■「過ぎたるは猶及ばざるが如し」―頑張りすぎない
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とは、何事もやりすぎると、かえってよくない結果になることがある、という意味の言葉です。
仕事では、ついつい「できるだけ頑張った方がよい」と考えてしまうことがあります。
たとえば、
・休憩を取らずに仕事を続ける
・頼まれた仕事をすべて引き受ける
・疲れていても残業して仕事を終わらせる
といったことです。
もちろん、忙しい時期などには、頑張る必要があることもあります。
しかし、帰宅後は何もできない、休日になっても疲れが取れない、といった状態が続いているなら、少し頑張りすぎているのかもしれません。
仕事は、一日だけ頑張れば終わるものではありません。
長く働いていくためには、「どこまでなら無理なく続けられるか」を自分なりに知っておくことも大切です。
■「急がば回れ」―焦って近道しすぎない
「急がば回れ」とは、急いでいるときほど、安全で確実な方法を選んだ方が、結果的には早く目的にたどり着けるという意味のことわざです。
仕事では、早く終わらせようとするあまり、必要な手順を省きたくなることがあります。
たとえば、わからないところがあっても、
「聞くより自分で進めた方が早い」
「確認している時間がもったいない」
と思って、そのまま作業を進めることもあるかもしれません。
しかし、認識が違っていれば、あとから大きく修正することになります。
また、準備を十分にしないまま急いで取りかかったことで、必要な資料を探し直したり、途中で手順がわからなくなったりすることもあります。
早く終わらせたいときほど、確認や準備が遠回りに感じられることがあります。
ですが、結果的には、そのひと手間がやり直しを減らし、仕事を進めやすくすることもあります。
「早くしなければ」と焦っているときほど、その手順は本当に省いてよいものなのか、立ち止まって考えてみてください。
■「塵も積もれば山となる」―一度に全部やろうとしなくてもいい
「塵も積もれば山となる」とは、小さなものでも積み重なれば、大きなものになるという意味のことわざです。
仕事をしていると、
「今日中に全部終わらせたい」
「早く一人前にならなければ」
「一気にできるようになりたい」
と思うことがあります。
その気持ちから、一度に多くのことへ取り組もうとしてしまうこともあるでしょう。
しかし、最初からすべてをできるようになろうとすると、その分だけ負担も大きくなります。
仕事を覚えるときも、今日は一つ手順を覚える、次は一人でできる作業を一つ増やすというように、少しずつ進める方が結果的に早く覚えられることがあります。
一気に進むことだけが、前に進むことではありません。
毎回の負担を小さくしながら続けていくことで、結果としてできることが増えていく場合もあります。
■「餅は餅屋」―詳しい人の力を借りてもいい
「餅は餅屋」とは、その分野のことは、その道に詳しい人に任せるのがよいという意味のことわざです。
仕事をしていると、「自分の仕事なのだから、自分で何とかしなければ」と考えることがあります。
わからないことがあっても自分だけで調べ続けたり、詳しくないことまで一人で解決しようとしたりすることもあるかもしれません。
しかし、仕事では、自分一人の力ですべてのことを解決する必要はありません。
・専門的な知識が必要なことは、その分野に詳しい人に確認する。
・自分だけではうまくできないことは、得意な人のやり方を参考にする。
このように、必要に応じて詳しい人の知識や経験を借りることも、仕事を進める方法の一つです。
人に聞いたり、力を借りたりすることを「自分が頑張れていない」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、自分だけで抱え込むことと、自分で責任を持って仕事をすることは同じではありません。
必要なときに周囲の力を借りながら仕事を進めることも、働くうえで大切なことの一つです。
■自分は何を頑張りすぎている?
「頑張りすぎている」と一言でいっても、その内容は人によって違います。
仕事をたくさん引き受けすぎている人もいれば、早く終わらせようと焦りすぎている人もいます。
一度に多くのことをこなそうとしている人や、何でも自分一人で解決しようとしている人もいるでしょう。
もし、「最近少し疲れているな」と感じたときには、
「自分は何を頑張りすぎているのだろう」
と振り返ってみてもいいと思います。
頑張ることをやめる必要はありません。
ただ、今までと同じように頑張り続けるのではなく、少しやり方を変えることで負担を減らせることもあります。
「もっと頑張らなければ」と感じたとき、本当に必要なのはさらに頑張ることなのか、それとも頑張り方を変えることなのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。
ハンズ姫路