休職とは?知っておきたい制度や傷病手当金について解説
2026.06.30
- カテゴリ
- ハンズ三宮
■はじめに
「体調が悪くて仕事を続けるのがつらい」
「医師から休職を勧められたけれど、どうすればいいのかわからない」
「休職した際の収入はどうなるの?」
このような悩みや不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。心や体の不調によって働くことが難しくなったとき、会社によっては「休職制度」を利用できる場合があります。
休職は、一定期間仕事を休みながら、治療や休養に専念するための制度です。一方で、「欠勤とは何が違うの?」「休職中の給料はどうなるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
この記事では、休職の基本的な仕組みや欠勤・休業との違い、休職中に利用できる傷病手当金についてわかりやすく解説します。
■休職とは
休職とは、病気やけがなどによって働くことが難しくなった場合に、会社に在籍したまま一定期間仕事を休むことのできる制度です。
適応障害やうつ病などによる心身の不調で、医師から休養が必要と判断された際に利用されています。
休職制度を利用することで、退職せずに治療や回復のための時間を確保しやすくなります。
ただし、休職は法律で義務付けられている制度ではありません。そのため、利用できる条件や休職期間は会社ごとの就業規則によって異なります。
休職を検討する際は、まず勤務先の就業規則を確認し、人事担当者に相談することから始めましょう。
■休職と欠勤・休業の違い
休職と似た言葉に「欠勤」や「休業」があります。
欠勤は、病気や私用などの理由で決められた勤務日に仕事を休むことです。体調不良で数日休む場合などは、一般的に欠勤として扱われます。
休職は、病気やけがなどによって長期間働くことが難しいときに利用される制度です。欠勤が続いた後に休職へ移行するケースもあります。
休業は、法律に基づいて労働者が仕事を休む場合や、会社の都合によって働けない場合に使われる言葉です。例えば、育児休業や介護休業、会社都合による休業などが挙げられます。
どれも仕事を休む状態を表す言葉ですが、意味は少しずつ異なります。
休職は、病気やけがからの回復を目指しながら、会社に在籍したまま療養できる点が特徴です。まずは勤務先の就業規則で、自分に当てはまる制度を確認してみてください。
■休職できる期間はどれくらい?
休職できる期間は会社によって異なります。数か月程度としている会社もあれば、1年以上の期間を設けている会社もあります。
「どれくらい休めるのか」は一律に決まっているわけではなく、勤続年数によって期間が変わることもあります。
休職を検討している方は、会社の就業規則を確認するか、人事担当者へ問い合わせてみてください。
■休職中の給与はどうなる?
休職を考える際、多くの方が気になるのがお金の問題ではないでしょうか。
休職中の給与の扱いは会社によって異なります。一定額の給与が支給される会社もありますが、休職期間中は無給となるケースも少なくありません。体調のことに加えて、生活費がどうなるのか不安に感じる方も多いと思います。
そのようなときに知っておきたい制度の一つが「傷病手当金」です。
■傷病手当金とは
傷病手当金は、健康保険に加入している方が病気やけがによって働くことができなくなった場合に、生活を支えるために設けられている制度です。
適応障害やうつ病などの精神疾患も、条件を満たせば対象となります。条件を満たしていれば、休職中の生活を支えるための給付を受けることができます。
休職したからといって自動的に支給されるわけではなく、申請が必要です。あらかじめ制度について確認しておきましょう。
●傷病手当金を受給するための条件
傷病手当金を受給するためには、いくつかの条件があります。
まず、仕事中や通勤中のけがではなく、業務外の病気やけがによる療養であることが必要です。また、医師の意見などをもとに、療養のために仕事に就くことができない状態であることも条件の一つです。
休み始めてから連続する3日間の待期期間があり、その翌日(4日目)以降に休んだ日が支給の対象になります。加えて、休んでいる期間について会社から十分な給与が支払われていないことも条件です。
条件を満たしていても、状況によって取り扱いが異なることがあります。不明な点は、加入している健康保険組合や協会けんぽへ確認してみるとよいでしょう。
●傷病手当金の支給額
傷病手当金の支給額は、健康保険上の標準報酬月額などをもとに計算されます。
1日あたりの支給額は、おおむね給与の3分の2相当です。休職前と同じ金額が支給されるわけではない点に注意してください。
支給期間には上限があり、支給開始日から通算して1年6か月までです。
休職を検討する際は、あらかじめおおよその支給額を確認しておくと、生活費の見通しを立てやすくなります。
●傷病手当金の申請はどう進める?
傷病手当金を利用する場合は、加入している健康保険へ申請を行います。申請書には、本人が記入する欄だけでなく、医師や会社に記入してもらう欄もあります。まずは主治医や勤務先に相談し、必要な手続きを確認しておくとよいでしょう。
必要な書類や手続きは加入している健康保険によって異なります。詳しくは健康保険組合や協会けんぽの案内を確認してください。
■休職を考えたときの相談先
体調が悪化しているときは、一人で制度を調べたり手続きを進めたりすることが負担になりやすいものです。休職を考え始めたら、まずは主治医に現在の状態や就労の可否を相談してみましょう。
勤務先の上司や人事担当者への相談も、休職制度の利用条件や手続きを確認する手段になります。傷病手当金については、加入している健康保険組合や協会けんぽに問い合わせることで、申請方法や支給条件を確認できます。
わからないことがあれば、一人で抱え込まずに主治医や勤務先、健康保険へ相談してみてください。
■まとめ
休職は、病気やけがなどによって働くことが難しくなった際に、会社に在籍したまま仕事を休むための制度です。欠勤や休業とは仕組みが異なり、休職の細かいルールは会社ごとに定められています。
休職中は給与が支給されないこともありますが、条件を満たせば傷病手当金を受給できます。体調を崩したときは、無理を続けるのではなく、利用できる制度がないか確認してみてください。
休職や傷病手当金について不安がある場合は、勤務先や加入している健康保険へ相談し、必要な情報を確認してみてください。
【参考資料】
・全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金」
・厚生労働省「こころの耳」
ハンズ三宮
「体調が悪くて仕事を続けるのがつらい」
「医師から休職を勧められたけれど、どうすればいいのかわからない」
「休職した際の収入はどうなるの?」
このような悩みや不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。心や体の不調によって働くことが難しくなったとき、会社によっては「休職制度」を利用できる場合があります。
休職は、一定期間仕事を休みながら、治療や休養に専念するための制度です。一方で、「欠勤とは何が違うの?」「休職中の給料はどうなるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
この記事では、休職の基本的な仕組みや欠勤・休業との違い、休職中に利用できる傷病手当金についてわかりやすく解説します。
■休職とは
休職とは、病気やけがなどによって働くことが難しくなった場合に、会社に在籍したまま一定期間仕事を休むことのできる制度です。
適応障害やうつ病などによる心身の不調で、医師から休養が必要と判断された際に利用されています。
休職制度を利用することで、退職せずに治療や回復のための時間を確保しやすくなります。
ただし、休職は法律で義務付けられている制度ではありません。そのため、利用できる条件や休職期間は会社ごとの就業規則によって異なります。
休職を検討する際は、まず勤務先の就業規則を確認し、人事担当者に相談することから始めましょう。
■休職と欠勤・休業の違い
休職と似た言葉に「欠勤」や「休業」があります。
欠勤は、病気や私用などの理由で決められた勤務日に仕事を休むことです。体調不良で数日休む場合などは、一般的に欠勤として扱われます。
休職は、病気やけがなどによって長期間働くことが難しいときに利用される制度です。欠勤が続いた後に休職へ移行するケースもあります。
休業は、法律に基づいて労働者が仕事を休む場合や、会社の都合によって働けない場合に使われる言葉です。例えば、育児休業や介護休業、会社都合による休業などが挙げられます。
どれも仕事を休む状態を表す言葉ですが、意味は少しずつ異なります。
休職は、病気やけがからの回復を目指しながら、会社に在籍したまま療養できる点が特徴です。まずは勤務先の就業規則で、自分に当てはまる制度を確認してみてください。
■休職できる期間はどれくらい?
休職できる期間は会社によって異なります。数か月程度としている会社もあれば、1年以上の期間を設けている会社もあります。
「どれくらい休めるのか」は一律に決まっているわけではなく、勤続年数によって期間が変わることもあります。
休職を検討している方は、会社の就業規則を確認するか、人事担当者へ問い合わせてみてください。
■休職中の給与はどうなる?
休職を考える際、多くの方が気になるのがお金の問題ではないでしょうか。
休職中の給与の扱いは会社によって異なります。一定額の給与が支給される会社もありますが、休職期間中は無給となるケースも少なくありません。体調のことに加えて、生活費がどうなるのか不安に感じる方も多いと思います。
そのようなときに知っておきたい制度の一つが「傷病手当金」です。
■傷病手当金とは
傷病手当金は、健康保険に加入している方が病気やけがによって働くことができなくなった場合に、生活を支えるために設けられている制度です。
適応障害やうつ病などの精神疾患も、条件を満たせば対象となります。条件を満たしていれば、休職中の生活を支えるための給付を受けることができます。
休職したからといって自動的に支給されるわけではなく、申請が必要です。あらかじめ制度について確認しておきましょう。
●傷病手当金を受給するための条件
傷病手当金を受給するためには、いくつかの条件があります。
まず、仕事中や通勤中のけがではなく、業務外の病気やけがによる療養であることが必要です。また、医師の意見などをもとに、療養のために仕事に就くことができない状態であることも条件の一つです。
休み始めてから連続する3日間の待期期間があり、その翌日(4日目)以降に休んだ日が支給の対象になります。加えて、休んでいる期間について会社から十分な給与が支払われていないことも条件です。
条件を満たしていても、状況によって取り扱いが異なることがあります。不明な点は、加入している健康保険組合や協会けんぽへ確認してみるとよいでしょう。
●傷病手当金の支給額
傷病手当金の支給額は、健康保険上の標準報酬月額などをもとに計算されます。
1日あたりの支給額は、おおむね給与の3分の2相当です。休職前と同じ金額が支給されるわけではない点に注意してください。
支給期間には上限があり、支給開始日から通算して1年6か月までです。
休職を検討する際は、あらかじめおおよその支給額を確認しておくと、生活費の見通しを立てやすくなります。
●傷病手当金の申請はどう進める?
傷病手当金を利用する場合は、加入している健康保険へ申請を行います。申請書には、本人が記入する欄だけでなく、医師や会社に記入してもらう欄もあります。まずは主治医や勤務先に相談し、必要な手続きを確認しておくとよいでしょう。
必要な書類や手続きは加入している健康保険によって異なります。詳しくは健康保険組合や協会けんぽの案内を確認してください。
■休職を考えたときの相談先
体調が悪化しているときは、一人で制度を調べたり手続きを進めたりすることが負担になりやすいものです。休職を考え始めたら、まずは主治医に現在の状態や就労の可否を相談してみましょう。
勤務先の上司や人事担当者への相談も、休職制度の利用条件や手続きを確認する手段になります。傷病手当金については、加入している健康保険組合や協会けんぽに問い合わせることで、申請方法や支給条件を確認できます。
わからないことがあれば、一人で抱え込まずに主治医や勤務先、健康保険へ相談してみてください。
■まとめ
休職は、病気やけがなどによって働くことが難しくなった際に、会社に在籍したまま仕事を休むための制度です。欠勤や休業とは仕組みが異なり、休職の細かいルールは会社ごとに定められています。
休職中は給与が支給されないこともありますが、条件を満たせば傷病手当金を受給できます。体調を崩したときは、無理を続けるのではなく、利用できる制度がないか確認してみてください。
休職や傷病手当金について不安がある場合は、勤務先や加入している健康保険へ相談し、必要な情報を確認してみてください。
【参考資料】
・全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金」
・厚生労働省「こころの耳」
ハンズ三宮