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感覚過敏とは?特徴や仕事での困りごと、対処法について解説
2026.06.29
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ハンズ姫路
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#コミュニケーション
#感覚過敏
■ はじめに

「周りの人は気にしていないのに、自分だけ音が気になる」
「蛍光灯の光がまぶしくて疲れてしまう」
「香水や柔軟剤のにおいがつらい」

このような経験をされたこと、ありませんか。

音や光、においなどの刺激を人よりも強く感じる状態のことを、「感覚過敏」と呼びます。目に見えにくいものなので周囲から理解されにくいことも多く、「自分が気にしすぎなのかもしれない」と悩んでいる方もいらっしゃいます。

この記事では、感覚過敏とは何か、仕事や日常生活への影響、対処法について解説します。

■ 感覚過敏とは

感覚過敏とは、音や光、におい、肌への刺激などを人よりも強く感じやすい状態のことです。「周囲の人は気にならないエアコンの音がずっと頭に残る」「蛍光灯がまぶしくて目が疲れる」という経験をしたことがある方もいるかもしれません。

感覚過敏は病気の名前ではなく、ひとつの状態のことです。感じやすい刺激の種類も程度も人によって違うので、困りごとの内容もそれぞれ異なります。

発達障害のある方にみられることがありますが、全員にみられるわけではなく、診断がない方にもみられることがあります。

■ 感覚過敏の主な種類

感覚過敏には、主に次のような種類があります。

●聴覚過敏
音に敏感になる状態です。時計の秒針が気になって眠れない、周囲の会話が頭に入ってくる、突然の大きな音に強く反応してしまう、といったことがあります。

●視覚過敏
光や動きなどに敏感になる状態です。蛍光灯がまぶしい、パソコン画面を長時間見ると疲れてしまう、人や物の動きが気になる、などがあります。

●嗅覚過敏
においに敏感になる状態です。香水や柔軟剤の香りで気分が悪くなる、飲食店や職場のにおいが気になる、といったことがあります。

●触覚過敏
肌への刺激に敏感になる状態です。服のタグが気になる、特定の素材が苦手、マスクや眼鏡の感触が気になる、などがあります。

●味覚過敏
味や食感に敏感になる状態です。特定の食べ物が食べられない、食感に強い苦手意識がある、といったことがあります。

■なぜ感覚過敏で困るのか

感覚過敏のある方にとっては、周囲が気にしない刺激でも、大きな負担になることがあります。

たとえば、職場で複数の人が会話しているとき。誰かの話し声、電話の着信音、キーボードを打つ音、エアコンの作動音。こうした音が同時に耳に入ってくると、仕事に集中しづらくなったり、強い疲労感につながったりします。

周囲からは見えにくい困りごとなので、なかなか理解されないことも多く、それ自体が本人の負担になることがあります。

■感覚過敏があると、仕事でどんな困りごとが起きる?

感覚過敏があるからといって、仕事ができないわけではありません。ただ、職場環境によっては負担が積み重なっていくことがあります。 

音や光が気になって集中が続かない、人よりも疲れやすい、ストレスが蓄積していく。そういった状態が続くと、出勤すること自体がつらくなっていきます。

 「なんとなく毎日しんどい」という感覚の裏には、感覚過敏が関係しているかもしれません

■感覚過敏への対処法

まず、自分がどの刺激に負担を感じているのかを整理してみましょう。音なのか、光なのか、においなのか。「何がつらいのか」が分かると、対策が立てやすくなります。

環境の面では、イヤーマフや耳栓を使う、席を移動してもらう、パーテーションを置くといった工夫が負担を軽減することがあります。できるところから試してみてください。

職場で困っていることがあれば、上司や支援者に相談してみることも大切です。一人で我慢し続けるよりも、配慮してもらえる環境に変えるほうが、長く働き続けることにつながります。

また、疲れているときほど刺激がつらく感じやすくなります。睡眠や休息をこまめに意識してみてください。

■就労移行支援でできるサポート

感覚過敏による働きづらさがある場合、就労移行支援を利用するという選択肢もあります。自分の特性を整理したり、職場に伝える配慮事項をまとめたり、就職活動を一緒に進めたり。一人では難しいと感じることも、スタッフと一緒に取り組めます。

「働きたいけど、どうすればいいかわからない」という段階から相談できます。

■まとめ

感覚過敏は、音や光、においなどの刺激を人よりも強く感じやすい状態です。周囲には伝わりにくいものですが、仕事や日常生活の中で負担になることがあります。

自分の苦手な刺激を把握し、環境を整えたり周囲に相談したりすることで、働きやすさが変わることもあります。困りごとがある場合は、就労移行支援などの支援機関への相談も検討してみてください。

【参考文献】

・厚生労働省 「発達障害の特性(代表例)」 
・国立障害者リハビリテーションセンター 「発達障害のある人の感覚の問題」 
・発達障害情報・支援センター 「感覚・知覚の特徴」 
・独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)「発達障害者の雇用管理マニュアル」

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