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障害者雇用の面接では何を聞かれる?質問例と答えるときのポイント

2026.09.11
カテゴリ
ハンズ西宮
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#面接対策
#就職

■はじめに

障害者雇用の面接では、志望動機やこれまでの職務経験に加えて、障害の特性や必要な配慮について聞かれることがあります。

そのため、「どのようなことを聞かれるのだろう」「障害について、どこまで話せばいいのだろう」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

面接の準備では、質問に対する回答を考えるだけでなく、「企業がなぜその質問をするのか」を知っておくことも大切です。質問の意図が分かると、自分が何を伝えればよいのかも考えやすくなります。

この記事では、障害者雇用の面接でよく聞かれる質問例と、企業が質問する理由、答えるときのポイントについて紹介します。
 

■障害者雇用の面接で答えるときに大切なこと

質問例を確認する前に、面接で答えるときに大切なことを2つ紹介します。

①    質問の意図を考える
面接では、質問されたことにそのまま答えるだけでは、企業が知りたいことを十分に伝えられない場合があります。

例えば、「苦手な仕事はありますか?」と聞かれて、「電話対応が苦手です」と答えれば、質問そのものには答えています。

しかし、企業は苦手なことだけを知りたいわけではありません。どのような場面で難しさが出るのかも確認し、仕事内容との相性を見ています。

このように、面接では「何を聞かれたか」だけでなく、「企業は何を確認するために、この質問をしているのか」を考えることが大切です。

質問の意図が分かると、自分が何を伝えればよいのかも整理しやすくなります。

②    回答を丸暗記しない
面接のために回答を考えておくことは大切ですが、文章をそのまま丸暗記することはおすすめしません。
面接は、覚えた文章を正確に話すための場ではないからです。

面接では、自分の経験や考え、働くうえで必要なことなどを企業に伝えます。回答を丸暗記すると、「覚えたとおりに話すこと」に意識が向き、本当に伝えたいことが抜けたり、質問に合わせて説明を変えることが難しくなったりします。

そのため、文章を覚えるのではなく、「質問されたときに、自分は何を伝えたいのか」を整理しておきましょう。

例えば、障害について聞かれた場合には、
・どのような特性があるのか
・仕事にどのような影響があるのか
・自分ではどのように対処しているのか
・企業にどのような配慮をお願いしたいのか
などを整理します。

文章ではなく伝えたい内容を準備しておくことで、自分の言葉で説明しやすくなります。
 

■障害者雇用の面接でよく聞かれる質問例

ここからは、障害者雇用の面接で聞かれることがある質問を紹介します。

企業や応募する仕事によって質問は異なるため、すべての質問が必ず聞かれるわけではありません。質問と回答をそのまま覚えるのではなく、「企業は何を確認したいのか」「そのために自分は何を伝えればよいのか」を考えながら確認してみてください。


①「自己紹介をしてください」

・企業が確認したいこと
これまでの経験など、応募者の基本的な情報を確認します。

・なぜ確認するのか
面接の最初に応募者について簡単に知り、その後の質問につなげるためです。

・答えるときのポイント
氏名やこれまでの経験などを簡潔に伝えましょう。

自己PRや志望動機まで詳しく話すのではなく、まずは「自分について簡単に知ってもらう」と考えると整理しやすくなります。

②「志望動機を教えてください」

・企業が確認したいこと
なぜその会社や仕事を希望しているのかを見ています。

・なぜ確認するのか
なぜ応募したのか、仕事内容をどのように理解しているのかを知るためです。

・答えるときのポイント
「障害者雇用だから」「自宅から近いから」といった条件だけではなく、その会社や仕事内容のどこに興味を持ったのかを整理してみましょう。

自分の経験や得意なことを、その仕事でどのように活かしたいのかまで伝えられると、志望した理由が分かりやすくなります。

③「これまでどのような仕事をしてきましたか?」

・企業が確認したいこと

これまでに経験してきた仕事や、身につけてきたスキルなどを見ています。

・なぜ確認するのか
これまでの経験やスキルを、応募している仕事で活かせるかを確認するためです。

・答えるときのポイント
会社名や勤務期間だけでなく、実際に担当していた仕事について伝えましょう。就労経験がない場合には、実習や訓練、学校生活などで経験したことから仕事に活かせそうなことを整理しておきましょう。

④「得意な仕事、苦手な仕事はありますか?」

・企業が確認したいこと

どのような仕事で力を発揮しやすいのか、どのような仕事では難しさが出やすいのかを見ています。

・なぜ確認するのか
応募者と仕事内容との相性を考えるためです。
「得意」「苦手」だけでは実際の仕事をイメージしにくいため、具体的な作業や苦手になりやすい場面を知る必要があります。

・答えるときのポイント
「パソコン作業が得意です」「電話対応が苦手です」だけで終わらず、具体的な作業や場面を伝えましょう。
例えば、
「手順が決まっていて、一つずつ進める作業が得意です」
「複数のことを同時に進める場面では、優先順位を決めることが難しくなることがあります」
というように、具体的に説明すると伝わりやすくなります。

⑤「あなたの強みを教えてください」

・企業が確認したいこと
仕事で活かせそうな強みや、その強みがどのような場面で発揮されるのかを見ています。

・なぜ確認するのか
応募者が持っている特徴や経験を、仕事でどのように活かせそうかを考えるためです。

・答えるときのポイント
「真面目です」「集中力があります」などの言葉だけでなく、その強みが表れた経験も一緒に伝えましょう。
例えば、「決められた手順を守って丁寧に作業することが得意です。前職では、手順の間違いや入力時の誤字脱字はほとんどありませんでした」など、具体的な経験があると伝わりやすくなります。

⑥「障害の内容や特性について教えてください」

・企業が確認したいこと
障害名だけではなく、障害や特性によって仕事にどのような影響があるのかを確認します。

・なぜ確認するのか
同じ診断名であっても、困りやすい場面や必要な配慮は人によって異なります。そのため、実際に働く場合に、どのような仕事や環境で困る可能性があるのかを知る必要があります。

・答えるときのポイント
障害について医学的に詳しく説明することよりも、仕事に関係する内容を中心に整理してみましょう。
例えば、
・どのような場面で困りやすいのか
・仕事にどのような影響があるのか
・自分でどのように対処しているのか
などです。
必要な配慮がある場合には、それもあわせて整理しておきましょう。

⑦「仕事で困ったときは、どのように対応しますか?」

・企業が確認したいこと
仕事で困ったときに、自分で対処したり、必要に応じて周囲へ相談したりできるかを見ています。

・なぜ確認するのか
仕事では、分からないことが出てきたり、予定どおりに進まなかったりすることがあります。そのときに本人がどのように動くのかが分かれば、企業側もどのようにサポートすればよいのかを考えやすくなります。

・答えるときのポイント
困ったときに実際に取る行動を伝えましょう。
例えば、
「作業の手順が分からなくなった場合は、まずマニュアルを確認します。それでも分からない場合は、自分だけで進めずに上司へ確認します」
などです。
何でも一人で解決する必要はありません。自分でできることと、周囲へ相談することを分けて考えておきましょう。

⑧「どのような配慮が必要ですか?」

・企業が確認したいこと
安定して働くために、会社側でどのような対応が必要なのかを確認します。

・なぜ確認するのか
必要な配慮が分からなければ、企業側は対応できるか判断できず、実際の仕事の進め方や環境を考えることもできません。そのため、必要な配慮については具体的に伝えることが大切です。

・答えるときのポイント
「配慮してほしい」と伝えるだけではなく、
・どのような場面で困るのか
・どのような対応があると働きやすいのか
を具体的に伝えましょう。
例えば、
「口頭で複数の指示を受けると混乱しやすいため、一つずつ指示していただくか、メモで確認できるようにしていただけると仕事を進めやすいです」
といった伝え方ができます。

⑨「体調管理のためにしていることはありますか?」

・企業が確認したいこと
安定して働くために、普段どのような体調管理をしているのかを見ています。

・なぜ確認するのか
継続して働くうえで、普段どのように体調を整えているのかを知るためです。

・答えるときのポイント
睡眠時間を確保している、服薬を続けている、定期的に通院しているなど、普段行っていることを具体的に伝えましょう。

自分なりに気づいている体調変化のサインや、疲れをためないために行っていることなどがあれば、それも整理しておくとよいでしょう。

⑩「体調が悪くなったときはどうしますか?」

・企業が確認したいこと

体調が悪くなった場合に、どのように対応するのかを見ています。

・なぜ確認するのか
普段から体調管理をしていても、不調になることはあります。そのときに本人がどのように対応するのかが分かれば、企業側もどのようなサポートが必要になるのかを考えやすくなります。

・答えるときのポイント
例えば、
・不調になる前に気づけるサイン
・不調になったときに自分でできる対処
・周囲へ相談するタイミング
などを整理しておきましょう。

「体調を崩しません」と答えるのではなく、不調になった場合にどう行動するのかを伝えることが大切です。

⑪「前職を退職した理由を教えてください」

・企業が確認したいこと
これまでの働き方や、前職を退職した理由について確認します。

・なぜ確認するのか
退職した理由が、今回の仕事や働き方にも関係するかを確認するためです。例えば、体調や仕事内容が退職に関係していた場合には、現在の状況や働き方について確認されることがあります。

・答えるときのポイント
退職理由を事実に沿って説明しましょう。体調や仕事上の困りごとが理由だった場合には、退職した理由だけでなく、その後に変わったことや現在行っている対策があれば、それも伝えられるようにしておきます。

例えば、「以前は生活リズムが乱れ、安定して出勤することが難しい時期がありました。現在は就寝・起床時間を決め、生活リズムを整えています」などです。

⑫「通院や勤務時間について希望はありますか?」

・企業が確認したいこと
実際に働く場合の勤務条件を確認します。

・なぜ確認するのか
通院と勤務を両立できるか、勤務時間などの調整が必要かを確認するためです。

・答えるときのポイント
定期的な通院がある場合には、その頻度や勤務時間の調整が必要かどうかを伝えましょう。

勤務時間について希望がある場合も、現在どの程度であれば安定して働けるのかを整理しておくと伝えやすくなります。採用されることだけを考えて無理に企業へ合わせるのではなく、実際に働き続けられる条件を伝えることが大切です。

●「何か質問はありますか?」と聞かれたら

面接の最後に、「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。これは「逆質問」と呼ばれるものです。
これまで紹介した質問とは少し違い、応募者が企業について確認するための時間でもあります。

求人票だけでは分からなかったことや、実際に働くうえで確認しておきたいことを考えておきましょう。

例えば、
「入社後は、どのような業務から担当することが多いでしょうか」
「業務で分からないことがあった場合、どなたに確認することが多いでしょうか」
などを質問できます。

面接は、企業が応募者について知るだけの場ではありません。応募者にとっても、その会社や仕事について知る機会になります。

■うまく答えられなかったときはどうする?

どれだけ準備をしていても、面接ですべての質問にすぐ答えられるとは限りません。質問の意味が分からなければ、そのまま分かったつもりで答えるのではなく、「○○という意味でしょうか?」と確認しても構いません。
答えを考える時間が必要な場合には、「少し考えてもよろしいでしょうか」と伝え、少し時間をもらうこともできます。すぐに答えが浮かばないからといって、その場で無理に答えを作る必要もありません。

面接では、質問にすらすら答えることだけが大切なのではありません。相手が何を聞いているのかを理解し、自分の考えや状況を伝えることが大切です。

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