企業実習に行ってきました!
2021.03.23
- カテゴリ
- ハンズ天王寺
こんにちは。ハンズ天王寺です。
今回は企業実習に行かれたAさんのお話をさせていただきます。
・知的障害
・就職経験なし
・趣味は楽器演奏(ピアノ、クラリネット)
Aさんがハンズ天王寺に通所開始されたのは2019年6月。
最初にお会いした時はとても不安そうな表情をされていていました。
ご本人も不安でいっぱいでしたが、勇気を出して一歩踏み出してくださったとのこと。
Aさんのお困りごとは、コミュニケーションが苦手(特に多人数)、言葉のキツイ人がいると落ち込んでしまう、お仕事をした経験がないため働くことに漠然とした不安がある、ということでした。
様々な訓練にまじめに取り組まれ、就労に必要なスキルも徐々に確実に身につけておられました。
しかし昨年のコロナウィルスの流行が、順調だったAさんを直撃!交通機関の利用が不安になりハンズを長期でお休みすることも検討されていました。
しかし、在宅利用に切り替えて休むことなく、訓練に取り組まれました。
しばらくして通所と在宅の併用、そして最終的には通所のみの利用に戻されたAさん。
Aさんから実習に行きたいと相談があり、自宅からの距離や仕事内容などAさんに合った実習先を探しました。
★Aさんが実習に行きたい理由
・社会経験がないので、会社で仕事をするイメージをつけたい。
・ハンズで訓練しているビジネスマナーや報連相など実践してみたい。
・自分がどんな仕事に合っているか、イマイチわからないので経験を積みたい。
・自分のスキルがどこまで通用するか試してみたい。
・いきなり社会に出る前に実習に行きたい。
★Aさんの実習先の企業
・某大手企業の※特例子会社(※障害者の雇用促進と安定のために設立された子会社)
・社員の9割以上が何らかの障害をお持ちの方
・仕事内容は事務、軽作業など様々なお仕事があります。
・会社のモットーは「障害があるからできないと諦めない!できるように工夫する。」
★Aさんの実習の目標
・最後までやり遂げる。
・指示された内容をしっかり理解して業務を行う。不明点は質問する。報連相を行う。
・適性を知る。どれくらい集中できるのか等自分のことを知る。
★Aさんの実際のお仕事内容
商品の選別(良品、不良品を分ける)、袋詰め、書類のスキャン、郵便物封入作業等
すべてが順調というわけではありませんでしたが、見事に約1か月間の実習をやり遂げることができました!!
なんと最終日には修了証書授与という嬉しいセレモニーもありました。

Aさんの感想は
「とにかくやり遂げることができて嬉しい、自信につながりました。できたこともあれば、いろいろな課題もわかったので、就職活動に活かしたいです。」
実習先の企業様からも会社が求める質と速度で業務を行うことができたと評価していただきました。

就職しても会社から在宅勤務の指示がない限り、自分で健康管理を行い出勤することが求められます。
Aさんがコロナの不安を抱えながらも、自身で対策をして実習をやり遂げたことは大きな自信になったと思います。
実習ではハンズでの訓練の成果も出て、良い評価もたくさんいただきました。
その一方で、課題も見つかりました。Aさんの課題は開始当初の不安が強すぎたこと、報告の仕方でまとまりのない時があったので報告前に自身で要点をまとめる、等がありました。
Aさんは作業では商品の選別作業は楽しかったようですが、封筒のあて名のミスチェックは苦手だったそうです。
自分の向き不向きを知ることができるのも企業実習の醍醐味ですね!!
実習には、実際に就職する会社で選考の過程で行う実習や雇用を前提とした実習などもあります。
また、実習に行くか行かないかは自由です。もちろん実習に行かずに就職される方もいらっしゃいます。
体験・見学は随時受け付けておりますので、いつでもご連絡してください。
お待ちしております。
今回は企業実習に行かれたAさんのお話をさせていただきます。
Aさんのプロフィール
・女性(20代)・知的障害
・就職経験なし
・趣味は楽器演奏(ピアノ、クラリネット)
Aさんがハンズ天王寺に通所開始されたのは2019年6月。
最初にお会いした時はとても不安そうな表情をされていていました。
ご本人も不安でいっぱいでしたが、勇気を出して一歩踏み出してくださったとのこと。
Aさんのお困りごとは、コミュニケーションが苦手(特に多人数)、言葉のキツイ人がいると落ち込んでしまう、お仕事をした経験がないため働くことに漠然とした不安がある、ということでした。
コロナの不安を乗り越えて実習に参加
通所開始からほとんど休むことなく、決めた日に通所されていたAさん。様々な訓練にまじめに取り組まれ、就労に必要なスキルも徐々に確実に身につけておられました。
しかし昨年のコロナウィルスの流行が、順調だったAさんを直撃!交通機関の利用が不安になりハンズを長期でお休みすることも検討されていました。
しかし、在宅利用に切り替えて休むことなく、訓練に取り組まれました。
しばらくして通所と在宅の併用、そして最終的には通所のみの利用に戻されたAさん。
Aさんから実習に行きたいと相談があり、自宅からの距離や仕事内容などAさんに合った実習先を探しました。
★Aさんが実習に行きたい理由
・社会経験がないので、会社で仕事をするイメージをつけたい。
・ハンズで訓練しているビジネスマナーや報連相など実践してみたい。
・自分がどんな仕事に合っているか、イマイチわからないので経験を積みたい。
・自分のスキルがどこまで通用するか試してみたい。
・いきなり社会に出る前に実習に行きたい。
★Aさんの実習先の企業
・某大手企業の※特例子会社(※障害者の雇用促進と安定のために設立された子会社)
・社員の9割以上が何らかの障害をお持ちの方
・仕事内容は事務、軽作業など様々なお仕事があります。
・会社のモットーは「障害があるからできないと諦めない!できるように工夫する。」
★Aさんの実習の目標
・最後までやり遂げる。
・指示された内容をしっかり理解して業務を行う。不明点は質問する。報連相を行う。
・適性を知る。どれくらい集中できるのか等自分のことを知る。
★Aさんの実際のお仕事内容
商品の選別(良品、不良品を分ける)、袋詰め、書類のスキャン、郵便物封入作業等
気になる結果は・・・
Aさん、実は実習の途中、少し体調を崩したり、色んな悩みが出てきたり・・・。すべてが順調というわけではありませんでしたが、見事に約1か月間の実習をやり遂げることができました!!
なんと最終日には修了証書授与という嬉しいセレモニーもありました。

Aさんの感想は
「とにかくやり遂げることができて嬉しい、自信につながりました。できたこともあれば、いろいろな課題もわかったので、就職活動に活かしたいです。」
実習先の企業様からも会社が求める質と速度で業務を行うことができたと評価していただきました。

ここがポイント!
これからもWithコロナ生活はしばらく続いていくと思われます。就職しても会社から在宅勤務の指示がない限り、自分で健康管理を行い出勤することが求められます。
Aさんがコロナの不安を抱えながらも、自身で対策をして実習をやり遂げたことは大きな自信になったと思います。
実習ではハンズでの訓練の成果も出て、良い評価もたくさんいただきました。
その一方で、課題も見つかりました。Aさんの課題は開始当初の不安が強すぎたこと、報告の仕方でまとまりのない時があったので報告前に自身で要点をまとめる、等がありました。
Aさんは作業では商品の選別作業は楽しかったようですが、封筒のあて名のミスチェックは苦手だったそうです。
自分の向き不向きを知ることができるのも企業実習の醍醐味ですね!!
ハンズ天王寺からのお知らせ
ひとことで実習といっても内容は様々です。今回ご紹介したAさんは雇用を前提としない社会経験を積む目的の実習でした。実習には、実際に就職する会社で選考の過程で行う実習や雇用を前提とした実習などもあります。
また、実習に行くか行かないかは自由です。もちろん実習に行かずに就職される方もいらっしゃいます。
体験・見学は随時受け付けておりますので、いつでもご連絡してください。
お待ちしております。
