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就労定着支援とは?対象者や支援内容、利用期間をわかりやすく解説

2026.06.19
カテゴリ
ハンズ姫路
タグ
#就労移行支援
#就職活動
#職場定着支援
就職が決まると、大きな安心感がある一方で、

「仕事を続けていけるだろうか」
「職場の人間関係に慣れられるだろうか」
「体調や生活リズムを崩さずに働けるだろうか」


と不安を感じる方もいます。

仕事の内容だけでなく、通勤、生活リズム、体調管理、職場での相談の仕方など、
働き始めてから見えてくる困りごとが出てくることもあります。

そのようなときに利用できる障害福祉サービスのひとつが、就労定着支援です。
この記事では、就労定着支援とはどのような制度なのか、
対象となる方、支援内容、利用期間などについて、初めての方にもわかりやすく解説します。


■就労定着支援とは

就労定着支援とは、障がいのある方が一般企業などに就職したあと、
職場で安定して働き続けられるように支援する障害福祉サービスのことです。

就職は大きな目標のひとつですが、働き始めてから新しい課題が見えてくることは、よくあります。
仕事の進め方がわからない、職場で困ったときに相談しづらい、生活リズムが乱れて体調を崩しやすいなど、さまざまな課題が生じることがあります。

就労定着支援では、本人との面談や相談を通して、
働き続けるうえでの困りごとを支援員と一緒に整理していきます。

必要に応じて、勤務先の企業や医療機関、相談支援事業所などと連携を取り、
安定して働ける環境づくりをサポートします。


■就労定着支援の対象となる人

就労定着支援の対象となるのは、就労移行支援、就労継続支援、自立訓練、生活介護などの
障害福祉サービスを利用したあと、一般企業などに就職し、就労を継続して6か月が経過した方です。

つまり、就職してすぐに就労定着支援を利用するのではなく、
就職後6か月を経過してから対象となる制度です。

就職後6か月間は、就労移行支援事業所などによる職場定着のための支援が行われ、
その後も支援を希望される場合に、就労定着支援へつながる流れになります。

なお、病気や障がいにより休職していた方が、就労移行支援等を利用したあとに復職した場合も、
一定の条件を満たせば対象となります。

利用できるかどうかは、これまで利用していたサービスや就職後の状況、
市区町村の判断によって異なります。

詳しくは、利用していた事業所や相談支援専門員、市区町村の障がい福祉窓口に確認してみましょう。


■就労定着支援で受けられる主な支援

就労定着支援では、仕事そのものだけでなく、
働き続けるために必要な生活面や社会生活面の支援を受けることができます。


主な支援内容には、次のようなものがあります。

1.本人との面談・相談

働き始めてからの困りごとや不安について、支援員に相談できます。
仕事量の多さ、指示の受け取り方、職場での質問のしづらさなど、
さまざまな課題について相談することができます。

困りごとを一人で抱え込むと、問題が大きくなってから相談することになってしまいます。
定期的に状況を確認し、早めに課題を整理することで、問題が深刻になる前に対応しやすくなります。

2.職場との連絡調整

本人の同意のもと、職場と連絡を取り、働きやすい環境づくりに向けた調整を行うことがあります。
たとえば、本人が困っていることを整理したうえで、職場への伝え方を一緒に考えたり、
必要に応じて職場と情報共有を行ったりします。

ただし、就労定着支援は、支援員が職場の問題をすべて代わりに解決する制度ではありません。
本人の状況や希望を確認しながら、本人、職場、支援機関がそれぞれの役割を整理し、
安定して働き続けるための方法を一緒に考えていきます。

3.生活面の相談

安定して働くためには、職場での対応だけでなく、生活リズムや体調管理も重要です。
朝の起床時間、睡眠、食事、服薬のリズム、休日の過ごし方、お金の管理など、
生活面の課題は仕事を続けるうえで大きく影響します。

仕事と生活の両面を捉えながら、無理なく働き続けるための方法を一緒に考えていきます。

4.関係機関との連携

必要に応じて、医療機関や相談支援事業所、家族などと連携を取ることもあります。
体調面の課題がある場合は、本人の同意を得たうえで医療機関との情報共有を行います。
また、生活面で別の支援が必要な場合は、相談支援専門員や市区町村の窓口と連携し、
利用できる制度やサービスについて本人と一緒に検討していきます。


■就労定着支援の利用期間

就労定着支援の利用期間は、最長3年間です。
一般的には、就職後6か月までは就労移行支援事業所などによる職場定着のための支援が行われ、
6か月経過後に、必要に応じて就労定着支援が開始される流れになります。

ただし、具体的な利用期間や手続きは、本人の状況や自治体によって異なる場合があります。
就労定着支援を希望する場合は、就職が決まった段階で、
事業所や相談支援専門員に利用期間や手続きについて相談することをおすすめします。


■就労定着支援の利用料金

就労定着支援は、障害福祉サービスのひとつです。

そのため、利用料金は障害福祉サービスの利用者負担の仕組みに基づきます。
自己負担額は、本人や配偶者の所得状況によって異なります。

障害福祉サービスでは、所得に応じて月ごとの負担上限額が決められており、
生活保護世帯や市町村民税非課税世帯では、月額負担上限額が0円に設定されています。

一方で、所得状況によっては自己負担が発生する場合もあります。
実際の負担額は、受給者証や市区町村の決定内容によって異なるため、
利用を検討する際は、市区町村の障がい福祉窓口に確認してみましょう。


■就労定着支援を利用するメリット

就労定着支援を利用するメリットは、困りごとを早めに相談できることです。
働き始めたばかりの時期は、慣れない環境の中で気づかないうちに疲れや不安がたまりやすく、
職場へ直接相談しづらいことがあります。

就労定着支援を利用することで、支援員と一緒に状況を整理し、必要な対応を考えることができます。
困っていることは何か、どこまで自分で対応できるか、職場に相談した方がよいことは何か、
生活面で改善できる点は何か。

このように、問題が大きくなる前に整理できることが、働き続けるうえでの大きな支えとなります。


■就労定着支援を利用するときの注意点

就労定着支援は、就職後の不安をサポートする制度ですが、利用には条件があります。
就労移行支援等の障害福祉サービスを利用して一般就労し、6か月以上就労を継続していることなど、一定の要件を満たす必要があります。

また、支援の中心は「働き続けるための相談や連絡調整」であり、
仕事の代行や職場で起きる問題の全面的な解決を行う制度ではありません。

本人、職場、支援機関がそれぞれの役割を果たしながら、
安定して働ける方法を一緒に考えていくことが重要です。


■就職後の不安は、一人で抱え込まなくてよい

就職が決まることは、大きな一歩です。
一方で、働き続ける中では、仕事や体調、人間関係、生活など、さまざまな課題が生じることがあります。
このようなときこそ、相談できる場所があることが重要です。

就労定着支援は、障がいのある方が一般企業などで働き続けるために、本人の状況を把握し、
職場や関係機関と連携しながら支える制度です。

就職後の働き方に不安がある方や、就労移行支援を利用して就職を目指している方は、
早めに就職後の支援について相談してみてはいかがでしょうか。

ハンズ姫路では、就職に向けた準備段階から、就職後の働き方まで、
一人ひとりに寄り添った支援を行っています。

就労移行支援から就労定着支援へと、切れ目なくサポートしていきます。
何かご不明な点やご相談がある場合は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
 

 
就労移行支援 ハンズ姫路
所在地:姫路市西駅前町88 キャスパビル203号
電話番号:079-282-8966
開所時間:9:00~17:00(日祝・年末年始・お盆期間を除く)


 
■参考・出典
本記事は、厚生労働省が公開している以下の情報を参考に作成しています。
・厚生労働省「障害福祉サービスについて」
・厚生労働省「就労定着支援の実施について」
・厚生労働省「障害者の利用者負担」
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