仕事でも役立つ、怒りとの向き合い方「アンガーマネジメント」とは?
2026.07.05
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■はじめに
仕事では、思いどおりにいかず、怒りやイライラを感じる場面があります。・上司から厳しく指摘された
・同僚との意見が合わない
・ミスが続いて自分に腹が立った
こうした経験に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
怒りは誰にでも生じる自然な感情です。
しかし、その場の感情のまま言動に移してしまうと、仕事や人間関係に影響を及ぼすことがあります。
そこで役立つ考え方が「アンガーマネジメント」です。
アンガーマネジメントは、怒りをなくすための方法ではありません。怒りと上手に向き合い、自分に合った行動を選ぶための考え方です。
この記事では、アンガーマネジメントの意味や仕事で役立つ理由、実践のポイントを解説します。
■アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは、怒りの感情とうまく付き合うための考え方や方法です。目的は「怒らない人になること」ではありません。
怒りを感じたときに自分の感情や原因を整理し、感情のまま行動するのではなく、状況に応じた対応を選べるようになることを目指します。
「今、自分は怒りを感じている」
「なぜ腹が立ったのだろう」
「どのように相手に伝えるのがよいだろう」
こうして一度立ち止まって考えることも、アンガーマネジメントの一つです。
怒りを感じること自体は自然なことであり、間違っているわけではありません。重要なのは、その感情に任せて行動しないようにすることです。
自分の感情に気付き、その場に応じた行動を自分で選ぶ。これがアンガーマネジメントの基本的な考え方です
■アンガーマネジメントが仕事で役立つ理由
① 感情に任せた言動を避けられる怒りを感じると、その場の勢いで強い口調になってしまったり、感情のまま発言してしまうことがあります。一度立ち止まって自分の感情を整理すれば、感情のまま反応するのではなく、状況に応じた伝え方を選ぶことができます。
② 問題を冷静に整理できる
怒っているときは感情が先に立ち、状況を客観的に見ることが難しくなりがちです。
・何が起きたのか
・なぜ怒りを感じたのか
・どのように対応するのがよいか
この順番で整理すれば、感情だけで判断せず、落ち着いて対応できます。
③ 冷静なコミュニケーションにつながる
仕事では、考え方や立場の異なる人と関わる場面が数多くあります。怒りを感じたときでも一度状況を整理してから話すことで、自分の考えを落ち着いて伝えることができます。
■仕事で活かせるアンガーマネジメントの具体例
① 上司から注意を受けたとき【そのとき感じたこと】
自分ばかり注意される。
【整理した後】
今は怒りや悔しさを感じている。
【行動の例】
指摘された内容を確認し、改善できる点があるか考える。
② 同僚との意見が合わないとき
【そのとき感じたこと】
どうして分かってくれないんだ。
【整理した後】
相手には違う考え方があるのかもしれない。
【行動の例】
相手の話を聞いたうえで、自分の考えを落ち着いて伝える。
③ ミスが続いたとき
【そのとき感じたこと】
自分に腹が立つ。
【整理した後】
焦って作業を進めていたかもしれない。
【行動の例】
作業手順や確認方法を見直す。
■アンガーマネジメントを実践するときのポイント
●自分の感情に気付くアンガーマネジメントの出発点は、自分が怒りを感じていることに気付くことです。感情を認識できれば、その場の勢いではなく、自分の意思で行動を選べます。
●すぐに反応せず、一度落ち着く
怒りを感じた直後は、感情の影響を受けやすい状態です。すぐに返答や行動をするのではなく、深呼吸をする、少し時間を置くなどして気持ちを落ち着かせることが大切です。
●怒りの原因を整理する
怒りを感じたときは、次の二点を整理します。
・自分は何に対して怒っているのか
・自分はどうしてほしかったのか
「期限を守ってほしかった」「話を最後まで聞いてほしかった」など、自分が本当に求めていたことが見えてくる場合があります。
原因を整理することで、感情をぶつけるのではなく、自分の考えを落ち着いて伝えられます。
■アンガーマネジメントで大切なこと
アンガーマネジメントは、「怒ってはいけない」という考え方ではありません。怒りは誰にでもある自然な感情です。重要なのは、怒りを無理に抑え込むことではなく、自分が怒りを感じていることに気付き、その感情と向き合うことです。
その場の感情だけで判断せず、自分の気持ちや状況を整理することで、相手へ落ち着いて伝えたり、冷静に判断したりできます。
■まとめ
アンガーマネジメントとは、怒りの感情とうまく付き合うための考え方です。仕事では、思いどおりにいかず、怒りやイライラを感じる場面があります。しかし、怒りそのものが悪いわけではありません。
重要なのは、怒りを感じたときに自分の感情へ気付き、一度立ち止まって状況や原因を整理し、その場に応じた行動を選ぶことです。
アンガーマネジメントは、怒りをなくすためのものではなく、自分の感情と向き合い、より良い行動を選ぶための考え方です。まずは「今、自分は怒りを感じている」と気付くことから始めてみましょう。この気付きは、仕事の場面に限らず、日常生活のさまざまな場面でも役立ちます。
ハンズ明石