自立訓練とは?対象者や利用できる期間を解説
2026.07.27
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■自立訓練とは
自立訓練とは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つです。障害のある方が、自立した日常生活や社会生活を送るために必要な力を身につけることを目的としています。
一人ひとりの目標や状況に合わせて支援計画が作成され、生活能力の維持・向上や社会生活への適応を目指して支援が行われます。
■自立訓練には2種類ある
自立訓練には、「機能訓練」と「生活訓練」の2種類があります。●機能訓練
機能訓練は、身体機能や生活能力の維持・向上を目的としたサービスです。
病気やけがなどによって身体機能が低下した方を対象に、身体を動かす練習や日常生活動作の訓練などが行われます。
●生活訓練
生活訓練は、日常生活や社会生活を送るために必要な力を身につけることを目的としたサービスです。
例えば、生活リズムを整えることや、家事、金銭管理、コミュニケーションなど、一人ひとりの課題に合わせた支援が行われます。
■自立訓練の対象者
自立訓練を利用できるのは、身体障害・知的障害・精神障害・発達障害のある方、または厚生労働省が指定する難病により支援が必要な方で、日常生活や社会生活の自立に向けて訓練が必要と認められた方です。利用できるかどうかは、市区町村が本人の状況や支援の必要性などを踏まえて判断します。
■利用できる期間
自立訓練には、標準的な利用期間が定められています。機能訓練の標準利用期間は1年6か月、生活訓練の標準利用期間は2年間です。
ただし、利用者の状況によっては、必要性が認められることで標準利用期間を超えて利用できる場合もあります。
■自立訓練ではどのような支援を受けられる?
支援内容は事業所によって異なりますが、ここでは機能訓練と生活訓練に分けて代表的な例を紹介します。生活訓練では、次のような支援が行われています。
・生活リズムを整える
・食事や掃除、洗濯など家事の練習
・金銭管理の練習
・コミュニケーションの練習
・公共交通機関を利用する練習
機能訓練では、次のような支援が行われています。
・体力づくり
・理学療法・作業療法などのリハビリテーション
支援内容は、一人ひとりの目標や課題に合わせて決められます。
■利用するまでの流れ
自立訓練を利用する場合は、一般的に次のような流れで手続きを進めます。・市区町村の障害福祉窓口や相談支援事業所へ相談する
・利用したい事業所を見学・体験する
・障害福祉サービスの利用申請を行う
・市区町村による支給決定を受ける
・障害福祉サービス受給者証の交付後、利用を開始する
手続きの流れは自治体によって異なる場合があるため、詳しくはお住まいの市区町村へ確認しましょう。
■就労移行支援との違い
自立訓練と就労移行支援は、どちらも障害福祉サービスですが、目的が異なります。自立訓練は、自立した生活を送るために必要な力を身につけることを目的としています。
一方、就労移行支援は、一般企業への就職を目指し、職業訓練や就職活動の支援を受けられるサービスです。
生活面の基盤づくりを優先したい場合は自立訓練、就職に向けた準備を進めたい場合は就労移行支援が選択肢となるでしょう。
■まとめ
自立訓練は、自立した日常生活や社会生活を送るために必要な力を身につけることを目的とした障害福祉サービスです。「機能訓練」と「生活訓練」の2種類があり、対象者や支援内容、標準利用期間が定められています。
利用を検討している場合は、市区町村の障害福祉窓口や相談支援事業所などへ相談し、自分に合った支援を受けられるか確認してみましょう。