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室内で働く人の熱中症対策 室内で熱中症が起こる理由や注意したい環境、仕事中にできる対策について解説
2026.07.28
カテゴリ
ハンズ加古川テラス
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#ストレス対処
#熱中症

■はじめに



熱中症は、屋外だけでなく室内でも起こります。

エアコンのある事務所で働くデスクワークの場合でも、空調が十分に届かない場所や、日差しが入りやすい窓際などでは室温が高くなることがあります。

また、仕事に集中するあまり、水分補給や休憩を後回しにしてしまうこともあるでしょう。

この記事では、室内で熱中症が起こる理由や注意したい環境、仕事中にできる対策、熱中症が疑われる症状について解説します。
 

■室内でも熱中症になる理由

熱中症は、気温や湿度が高い環境で体温の調節がうまくできなくなり、体内に熱がたまることで起こります。気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体内の熱を外へ逃がしにくくなります。

そのため、室内であっても湿度が高い場所や風通しの悪い場所では注意が必要です。

また、水分不足、睡眠不足、食事を十分に取れていない状態、体調不良などが重なると、熱中症になる可能性が高まります。デスクワークの場合、こうした状態に加えて、水分補給を後回しにしたまま長時間作業を続けることで、リスクがさらに高まることがあります。
 

■暑さに慣れていない時期は特に注意

暑くなり始めた時期や梅雨明けの頃、急に気温が上がった日などは、体がまだ暑さに慣れておらず、熱中症のリスクが高まりやすくなります。

体が暑さに慣れることを「暑熱順化」といい、汗をかいて体内の熱を逃がすなど、暑さに対応しやすくなる状態を指します。慣れるまでには一定の時間がかかるため、前日まで涼しかったからといって油断せず、暑さが増した日は室内でも無理をしないようにしましょう。

日常生活の中で軽く体を動かすなど、体調に合わせて少しずつ暑さに慣れていくことも、熱中症対策の一つです。
 

■熱中症に注意したい室内環境

同じ建物の中でも、場所によって温度や湿度は異なります。
次のような環境では、室内でも熱がこもりやすいため注意が必要です。

●窓際で日差しが当たる場所

窓から日差しが入ると、室温が上がることがあります。特に長時間同じ席で作業する場合は、ブラインドやカーテンを使用する、可能であれば席を移動するなどの方法を考えましょう。

●空調が届きにくい場所

エアコンがついていても、席の位置や部屋の広さによっては冷気が届きにくい場合があります。室内全体は涼しく感じても、自分の席だけ冷気が届いていないことがあるため、注意しましょう。

●風通しが悪い部屋

窓が少ない部屋や、空気が動きにくい場所では熱がこもりやすくなります。エアコンや扇風機などを活用し、室内の空気を循環させましょう。

●熱を発する機器の近く

厨房、工場、倉庫のほか、パソコンや複合機などの機器が多く置かれている場所では、機器から出る熱によって周囲の温度が上がりやすくなります。扇風機で空気を循環させる、機器から少し距離を取るなど、熱がこもらない工夫をしましょう。

●冷房をつけていても油断しない

冷房を使っていても、設定温度どおりに室温が下がっているとは限りません。日当たりや部屋の広さ、人数などによって、設定温度と実際の室温にズレが生じることがあります。エアコンの表示温度と、体感温度との差に注意が必要です。

また、節電対策として設定温度を高めにしている場合も、気づかないうちに室温が上がっていることがあります。定期的に空調の設定を見直しましょう。
 

■仕事中にできる熱中症対策

室内での熱中症を防ぐためには、暑さを感じてから対応するのではなく、仕事を始める前から対策を考えておくことが必要です。

●のどが渇く前に水分を補給する

のどの渇きを感じていなくても、時間を決めてこまめに水分を取りましょう。

デスクワークの場合は、手の届く場所に飲み物を用意したり、休憩のたびに水分を取ったりすると、補給のタイミングをつくりやすくなります。

大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく塩分の補給が必要になることもあります。

●室温と湿度を確認する

体感だけで判断せず、温度計や湿度計で自分が働いている場所の状態を確認しましょう。

室温や湿度が高い場合は、エアコンや扇風機を活用し、可能な範囲で環境を調整しましょう。

●適度に休憩を取る

長時間続けて作業せず、定期的に休憩を取りましょう。

仕事に集中すると休憩を忘れてしまう場合は、時間を決めたり、パソコンやスマートフォンの通知を利用したりする方法もあります。

●服装を調整する

職場の服装規定に合わせながら、通気性や吸湿性のある服を選びます。上着を脱ぐ、袖をまくるなど、体に熱がこもらないよう調整することも必要です。
 

■熱中症が疑われる症状

熱中症になると、次のような症状が現れます。

・めまい、立ちくらみ
・筋肉痛、筋肉のけいれん
・大量の発汗
・頭痛
・吐き気、嘔吐
・体のだるさ、倦怠感
・ぼんやりして作業に集中できない

仕事中にこうした変化が見られた場合は、単なる疲れだと判断して無理を続けないようにしましょう。
 

■体調に異変を感じたときの対応

熱中症が疑われる症状が現れた場合は、まず作業を中断し、上司や同僚など周囲の人へ伝えます。

その後、エアコンが効いている部屋や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動しましょう。

衣服を緩め、首の周りや脇の下、脚の付け根などを冷やすと、体内の熱を逃がしやすくなります。

意識がはっきりしており、自分で飲める状態であれば、水分や塩分を補給します。休んでも症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
 

■まとめ

熱中症は、屋外だけでなく室内でも起こります。

窓から日差しが入る場所、空調が届きにくい場所、風通しが悪い部屋、熱を発する機器の近く、冷房が効いていても油断できない場所などでは、室内でも温度が上がることがあります。

デスクワークの場合も、仕事に集中して水分補給や休憩を後回しにしないよう注意が必要です。
室温と湿度を確認し、こまめな水分補給や休憩、空調の調整などを続けましょう。体調に異変を感じた場合は無理をせず、作業を中断して周囲の人へ伝えてください。

【参考資料】

厚生労働省「職場における熱中症予防情報」
環境省「熱中症予防情報サイト」
 
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